『孤狼の血』シリーズ原作の順番や魅力、映像化作品など徹底解説!

小説

 

これまでも様々なシリーズを紹介してきた「警察小説」シリーズ紹介記事。今回は柚月裕子先生の「孤狼の血シリーズ」をお届け致します。

 

ちなみに「警察小説」のおすすめシリーズは、以下の記事でまとめております。
※「孤狼の血シリーズ」にも触れておりますし、それ以外にもおすすめ満載の内容となっております。ぜひご覧ください。

 

『孤狼の血』シリーズとは。-概要や特徴をまとめてみる-

『孤狼の血』シリーズの概要

『孤狼の血』シリーズは、柚月裕子先生による長編警察小説です。

暴力団対策法成立前の1988年(昭和63年)の広島を舞台に、暴力団系列の金融会社社員の失踪事件を追う刑事たちの姿や、暴力団組織間の激しい抗争を描く。

3部作となっており、2020年3月に発売された『暴虎の牙』をもってシリーズは完結しました。

1作目の『孤狼の血』は数々の文学賞候補にもなるなど注目を集め、2018年には映画化もされました。

主な文学賞候補

・第154回直木三十五賞候補
・第37回吉川英治文学新人賞候補
・第6回山田風太郎賞候補
・「このミステリーがすごい!」2016年版国内編第3位

 

『孤狼の血』シリーズの特徴

特徴①:広島が舞台であること

暴力団やヤクザを扱った小説は多くありますが、だいたいは東京(もっと言えば歌舞伎町)が舞台になることが多いですが、本シリーズは広島県内の暴力団を舞台にしており、更に県外に話が及ぶことがほとんどありません。

作中で登場する通りの名前や繁華街など、いわゆるローカルネタがたっぷり詰まっています。

加えて、警察や暴力団らのセリフはほとんどが広島弁です。彼らが口にする広島弁はとても迫力があり、この小説の醍醐味の一つと言えます。

特徴②:超アウトローな主人公

この小説は、捜査二課の刑事が主人公なのですが、この主人公がまあ破天荒なのです。

恫喝はするは暴力はするわ、朝は真面目に出勤しないわ、ヤクザと内通してるわ、など刑事の風上にも置けないんですが、不思議と魅了されていきます。

堅気に手を挙げる輩には容赦しない、など筋が通っていて一本気な漢である、というのがその要因の一つです。

作者が女性だとはしばらく信じられませんでしたが、極道側にも漢気溢れるヤクザが多いので、アウトローな世界をたっぷり楽しむことができます。

 

『孤狼の血』シリーズの読むべき順番は

3部作の本シリーズですが、基本的には刊行順に読むことをお勧めします。

2作目、3作目は最悪テレコになっても大丈夫ですが、1作目を読んでおかないとどちらも破綻してしまいますのでご注意ください。

①『孤狼の血』

昭和63年、広島。所轄署の捜査二課に配属された新人の日岡は、ヤクザとの癒着を噂される刑事・大上のもとで、暴力団系列の金融会社社員が失踪した事件の捜査を担当することになった。飢えた狼のごとく強引に違法行為を繰り返す大上のやり方に戸惑いながらも、日岡は仁義なき極道の男たちに挑んでいく。やがて失踪事件をきっかけに暴力団同士の抗争が勃発。衝突を食い止めるため、大上が思いも寄らない大胆な秘策を打ち出すが……。正義とは何か、信じられるのは誰か。日岡は本当の試練に立ち向かっていく――。

 

②『凶犬の眼』

悪徳刑事・大上章吾の血を受け継いだ日岡秀一。広島の県北の駐在所で牙を研ぐ日岡の前に現れた最後の任侠・国光寛郎の狙いとは?日本最大の暴力団抗争に巻き込まれた日岡の運命は?『孤狼の血』続編!

 

③『暴虎の牙』

広島のマル暴刑事・大上章吾の前に現れた、最凶の敵。愚連隊「呉寅会」を率いる沖虎彦の暴走を、大上とその愛弟子である日岡は止められるのか? 著者の人気を決定づけた警察小説『孤狼の血』シリーズ、ついに完結!

 

『孤狼の血』シリーズの映像化

本シリーズは1作目である『孤狼の血』を原作として、2018年に役所広司さん主演で映画化されています。

エログロ描写もあり、拷問シーンは迫力満点。東映の本気度がうかがえる作品です。

また、2作目の『凶犬の眼』も2020年に撮影されることが決定しています。


 

終わりに

原作は3作で完結となったシリーズですが、映画化や柚月裕子先生の新作に期待をしましょう!

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