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有栖川有栖の「作家アリス」シリーズ(火村英生シリーズ)の順番とおすすめをまとめてみる

2018.10.7更新

ミステリー作家「有栖川有栖」には代表的な二つのシリーズがあります。

以前はその一つ「学生アリス」シリーズを紹介しました。

今回はもう一つのシリーズ「作家アリス」シリーズを紹介します。

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「作家アリス」シリーズとは

大学教授の「火村英生」を探偵役、推理作家の「有栖川有栖」をワトソン役として、2人で難事件の解決にあたるシリーズです。

別名。「火村英生シリーズ」とも呼ばれ、2016年には斎藤工さん主演で、「臨床犯罪学者・火村英生の推理」というタイトルでドラマ化もされました。

ちなみに、「作家アリス」シリーズの有栖川有栖は「学生シリーズ」を書く推理作家、「学生アリス」シリーズの有栖川有栖は学業の傍「作家シリーズ」を執筆している、という関係で、二つのシリーズはいわゆるパラレルワールド的な関係になっています。

「国名」シリーズとは

さて、「作家アリス」シリーズ(以下、火村英生シリーズ)を語る上で外せないのが「国名シリーズ」です。

「国名シリーズ」とは、”火村英生シリーズの中で、タイトルに国名が入っているシリーズ”のことです。有栖川有栖はエラリィ・クイーンの大ファンで、この国名シリーズもクイーンの国名シリーズに則っています。

違いといえば、クイーンの国名シリーズは長編揃いなのに対し、こちらは中・短編がメインということくらいでしょうか。

「作家アリス」シリーズ(火村英生シリーズ)を読む順番は

さて、本シリーズは現在まで短編〜長編合わせて24編も!発表されています。

一つ一つの話はちゃんと完結しており、火村とアリスの出会いや関係も少しずつ語られていくため、正直読む順番は特に無いんですが、ここは刊行順に読んでいくのが王道でしょう。

ということで、以下刊行順に24編を並べます。

『46番目の密室』(長編)

『ダリの繭』(長編)

『ロシア紅茶の謎』(短編・国名シリーズ)

『海のある奈良に死す』(長編)

『スウェーデン館の謎』(長編・国名シリーズ)

『ブラジル蝶の謎』(短編・国名シリーズ)

『英国庭園の謎』(短編・国名シリーズ)

『朱色の研究』(長編)

『ペルシャ猫の謎』(短編・国名シリーズ)

『暗い宿』(短編)

『絶叫城殺人事件』(短編)

『マレー鉄道の謎』(長編・国名シリーズ)

『スイス時計の謎』(中編・国名シリーズ)

『白い兎が逃げる』(中編)

『モロッコ水晶の謎』(中編・国名シリーズ)

『乱鴉の島』(長編)

『妃は船を沈める』(中編)

『火村英生に捧げる犯罪』(短編)

『長い廊下のある家』(中編)

『高原のフーダニット』(中編)

『菩提樹荘の殺人』(中編)

『怪しい店』(短編)

『鍵の掛かった男』(長編)

『狩人の悪夢』(長編)

細かくいうと『菩提樹荘の殺人』と『怪しい店』の間にあと3編あるんですが、、いずれも自選短編集なのでここでは割愛します。さて、上述した通り24編もあるので、順番に並べたところでこんなに読む時間ねーよ!!となる方が大半だと思います。

ということで、ここからは私のおすすめ5選を紹介します。時間の無い方や、特に面白いやつを厳選して読みたい!という方は是非参考にしてください。

「作家アリス」シリーズ(火村英生シリーズ)のおすすめ5選!

『46番目の密室』

記念すべきシリーズの第1作目。

45もの密室トリックを発表してきた大推理作家、真壁聖一の別荘に招かれた火村とアリスが殺人事件に巻き込まれ-

第1作目とは思えないクオリティの高さ、密室トリックの素晴らしさといったら、お見事というしかありません。

火村とアリスの関西弁の掛け合いが面白く、そこまで重苦しく感じることなく読めます。

『スウェーデン館の謎』

国名シリーズの第2弾。通算では5作目。

スウェーデン館と言いつつも、舞台は雪深い裏磐梯。取材で訪れたアリスはそこで悲しき殺人事件に遭遇します。

トリックもさることながら、同時に暴かれる事件の背景が物悲しく、良い味を出している。

後半の火村先生はマジでかっこいい。

宮部みゆきの解説も良いので、是非最後まで読んで欲しい。

『朱色の研究』

通算8作目。火村の教え子に依頼され、過去の事件の解決に乗り出す火村とアリス。

オレンジ色恐怖症に苦しむ教え子が巻き込まれた過去の事件の真相は?

推理小説はなぜあるのか、という推理小説論や火村の犯罪に対する姿勢などにも触れており、満足度が高い。

犯人の動機は理解に苦しんだが、個人的にはベストでもいいかなと思える作品。

『ダリの繭』

少し戻って、通算2作目の作品。

サルバドール・ダリをこよなく愛する宝石商が殺された。死体からは彼の特徴だったダリ髭が無くなっていた。

普通は読み進めているうちになんとなく犯人こいつだろうな、とかこいつ怪しいな位の予測は立てられるのだが(当たるかどうかは別として)

残りページが少なくなっても予測が立てられなかったのが本作。

派手な面白さではないが、そうきたか!と唸らせる。綻びが見えにくく最後まで読めないのが良質な推理小説と言うならこれ以上のものは無い。

『狩人の悪夢』

ちょうど1年前刊行の最新24作目。

悪夢を題材にしたホラー作家から、対談をきっかけに邸宅へと招かれたアリス。

眠ると必ず悪夢を見るという部屋で宿泊するが、その翌日近くで死体が発見される。

前述の「ダリの繭」とは違い、早い段階で犯人の目星はつくが、終盤の火村の理詰めの推理とアフターケアーが素晴らしい。

24作目ともなると堅実というか、、とにかく安心して読める。安定の面白さである。

終わりに

やはり、というべきか。。。おすすめは長編ばかりになってしまいました。トリックの奥深さや人物描写など、厳選するとなるとやはり長編の方がより面白いと個人的には思います。

とはいえ短編集も国名シリーズを筆頭に面白いものが揃っていますので、是非読んでみてください。

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