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原作のシャーロック・ホームズはこう読め!文庫版全10冊をどの順番で読むべきかまとめて紹介します

今回は、コナンドイル作「シャーロック・ホームズ」シリーズです。

短編・長編合わせて60編が発表されているんですが、どれから読めばいいのか、順番がとってもわかりにくいんですね。要因は大きくふたつ有ります。

①番号など、順番がわかる数字が振られていないこと
②新潮文庫と、それ以外で文庫本の冊数が違うこと

①については、この後順番に紹介していくことで解消したいと思いますが、問題は②です。そもそもの原因は新潮文庫版が出版される際、諸事情により各短編集から一部が割愛されてしまったことにあります。その割愛された短編たちを『シャーロック・ホームズの叡智』として1冊にまとめたことで、更にわかりにくくなっているんですね。

新潮文庫以外なら、①の問題だけ解消すればよし。新潮文庫で読むぞ!という場合でも、それぞれの短編集から割愛された短編たちをしっかり区別しながら紹介することで、厳密に順番通り読みたい!という方にも応えるようにしたいと思います。

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読むべき順番を紹介

基本的に一話完結なので、どれから読んでも楽しめることは楽しめます。が、節目節目に重要なシーンがあるので、それを逃してはいけない!ということで、やはり発売順に読むことをおすすめします。以下、発売順に紹介していきます。

なお短編集は、それぞれに収録されているタイトルを一覧表示していますが、新潮文庫とそれ以外の文庫では収録が微妙に変わります。新潮文庫には収録されていないタイトルは左側に黒星(★)を付けております。ちなみに白星(☆)は、モリアーティ教授やアイリーン・アドラーなど主要人物の登場回です。

①「緋色の研究」(長編)

記念すべきホームズシリーズの第1作。ホームズとワトソンの出会い、そして2人が最初に関わった事件が描かれているので、やはり一番始めに読むことをおすすめします。
内容は2部構成となっていて、1部が事件発生〜犯人を突き止めるところまで、2部では推理ショー及び犯行の動機などが語られます。

②「4つの署名」(長編)

行方不明の父を持つ若い貴婦人は、毎年決まった日に真珠が送られてくると言う。この謎を解いたホームズの前に、新たな事件と4つの署名が出現します。

③「シャーロック・ホームズの冒険」(短編)

シリーズ第3弾、初の短編集です。アイリーン・アドラー東城会の「ボヘミアの醜聞」を含め12編を収録(新潮文庫は10編を収録)しています。

・ボヘミアの醜聞(☆アイリーン・アドラー☆)
・赤髪組合
・花婿失踪事件
・ボスコム谷の惨劇
・オレンジの種五つ
・唇の捩れた男
・青いガーネット
・まだらの紐
★技師の親指
・花嫁失踪事件
★緑柱石の宝冠
・椈屋敷

④「シャーロック・ホームズの冒険」(短編)

続いても短編集。ホームズが探偵になるきっかけとなった「グロリア・スコット号」や、宿敵モリアーティ教授や、兄のマイクロフトが登場する「最後の事件」など全11編(新潮文庫は全10編)を収録。

・白銀号事件
・黄いろい顔
・株式仲買店員
・グロリア・スコット号
・マスグレーヴ家の儀式
★ライゲートの大地主
・背の曲った男
・入院患者
☆ギリシャ語通訳(マイクロフト・ホームズ)
・海軍条約文書事件
☆最後の事件(ジェームズ・モリアーティ、マイクロフト・ホームズ)

⑤「バスカヴィル家の犬」(長編)

ロンドンから離れたダートムアの沼沢地帯の舞台にした長編。長編の中でも最長かつ回想が無いので、少し違う印象を受けます。名家バスカヴィル家と黒い魔犬の正体とは。

⑥「シャーロック・ホームズの帰還」(短編)

3つ目の短編集。ホームズを語る上で外せない重要な「空家の冒険」や、良質な暗号事件「踊る人形」など全13編(新潮文庫は全10編)を収録しています。

☆空家の冒険(マイクロフト・ホームズ)
★ノーウッドの建築業者
・踊る人形
・美しき自転車乗り
・プライオリ学校
・ブラック・ピーター
・犯人は二人
・六つのナポレオン
★三人の学生
・金縁の鼻眼鏡
★スリークウォーター失踪
・アベ壮園
・第二の汚点

⑦「恐怖の谷」(長編)

トリックにも驚かされるし、どんでん返しも有り、長編の中では一番面白いと思います。あのお方を登場させたのも◎ですね。最後があんなんじゃ、完全に小物ですものね。

⑧「シャーロック・ホームズ最後の挨拶」(短編)

ホームズ兄弟が揃って活躍の「ブルースパーティントン設計書」やシリーズの中でも異色な「最後の挨拶」など、全8編を収録。新潮文庫も同様です。

・ウィスタリア荘
・ボール箱
・赤い輪
☆ブルースパーティントン設計書(マイクロフト・ホームズ登場回)
・瀕死の探偵
・フランシス・カーファックス姫の失踪
・悪魔の足
・最後の挨拶

⑨「シャーロック・ホームズの事件簿」(短編)

恐るべき犯罪貴族グルーナー男爵との対決を描く「高名な依頼人」など、全12編を収録(新潮文庫は全10編)。最後の短編集です。

・マゼリンの宝石
・ソア橋
・這う男
・サセックスの吸血鬼
・三人ガリデブ
・高名な依頼人
・三破風館
・白面の兵士
・ライオンのたてがみ
★隠居絵具師
・覆面の下宿人
★シェスコム荘

⑩「シャーロック・ホームズの叡智」(短編)

さて、問題の叡智です。各短編集から溢れた8編がまとめて収録されています。厳密にはそれぞれの短編を読みながら叡智を傍に置いておくのがいいんでしょうが、、まあめんどくさいですね。最後に読んでも、そこまで影響は有りません。

★技師の親指
★緑柱石の宝冠
★ライゲートの大地主
★ノーウッドの建築士
★三人の学生
★スリー・クォーターの失踪
★ショスコム荘
★隠居絵具屋

終わりに

新潮文庫で読む人がやはり多いので、各短編集から割愛されたのが何かがわかりづらいという方のために書いてみました。憂国のモリアーティが最近話題ですが、原作もやっぱり面白いので、是非読んでみてください。


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