アニメの世界は奥が深く、その歴史を辿ると驚くべきことに大正時代まで遡ります。
その後昭和時代にテレビ放送が始まり、1963年に放送された『鉄腕アトム』を契機に、週1回30分枠が定着していきました。
その後 CGの利用、OVAの登場、そして深夜帯アニメの出現と、今や世界に誇れる日本のアニメ文化が定着していきました。
好きなアニメはジャンルや作品ベースで人それぞれですが、今回はアニメにそこまで詳しくない人でも自宅で楽しめる、おすすめ作品50選を紹介していきたいと思います。
ライト層をターゲットとしていますので、とっつきやすいように平成のアニメ作品に限定しています。
※昭和のアニメが面白くないということではありません!ガンダムや銀河鉄道999など、名作は多数ありますがそれは別の機会に紹介できればと思います。
- 平成のおすすめアニメ作品50選を紹介!
- 1.『SHIROBAKO』
- 2.『コードギアス 反逆のルルーシュ』
- 3.『CLANNAD』
- 4.『けいおん!』
- 5.『魔法少女まどか☆マギカ』
- 6.『みなみけ!』
- 7.『化物語』
- 8.『カウボーイビバップ』
- 9.『STEINS;GATE』
- 10.『新世紀エヴァンゲリオン』
- 11.『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』
- 12.『超時空要塞マクロス』
- 13.『涼宮ハルヒの憂鬱』
- 14.『とある科学の超電磁砲』
- 15.『ラブライブ!』
- 16.『あの花の名前を僕たちはまだ知らない』
- 17.『それでも町は廻っている』
- 18.『氷菓』
- 19.『のんのんびより』
- 20.『ゆるキャン△』
- 21.『Fate/stay night』
- 22.『宇宙よりも遠い場所』
- 23.『花咲くいろは』
- 24.『ヴァイオレットエヴァーガーデン』
- 25.『交響詩篇エウレカセブン』
- 26.『たまゆら〜hitotose〜』
- 27.『有頂天家族』
- 28.『らき☆すた』
- 29.『天元突破グレンラガン』
- 30.『とらドラ!』
- 31.『tari tari』
- 32.『四畳半神話体系』
- 33.『true tears』
- 34.『あの夏で待ってる』
- 35.『プラネテス』
- 36.『ばらかもん』
- 37.『3月のライオン』
- 38.『四月は君の嘘』
- 39.『狼と香辛料』
- 40.『TIGER&BUNNY』
- 41.『PSYCHO-PASS サイコパス』
- 42.『夏目友人帳』
- 43.『メイドインアビス』
- 44.『風が強く吹いている』
- 45.『冴えない彼女の育てかた』
- 46.『Angel Beats!』
- 47.『東のエデン』
- 48.『ソードアート・オンライン』
- 49.『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』
- 50.『電脳コイル』
平成のおすすめアニメ作品50選を紹介!
以下、紹介するにあたってのポイントです。
①平成に放送された作品であること
②VOD(動画配信サービス)で視聴可能な作品であること
※Amazonプライム・U-NEXT・dアニメストアで視聴可能かどうかを示しておりますのでご参考ください。
③著者が面白い/おすすめしたいと思った独断と偏見のランキングであること
1.『SHIROBAKO』
●放送期間:2014年10月-2015年3月
●制作会社:P.A.WORKS
●放送話数:全24話
●続編:-(劇場版有り)
『P.A.WORKS』が誇るお仕事アニメ。アニメ同好会に所属していた女子高生5人が、卒業後制作進行、原画、声優とそれぞれ職種は違えどアニメ制作に携わりながら成長していく物語。
仕事は決して楽しいことばかりではなく、むしろ大変なことや辛いことが多いけれど、歯を食いしばって頑張った人間にだけ得られる達成感があることを教えてくれる。
主人公の女の子たちだけでなく、アニメ制作に熱量を持った大人達が皆輝いて見える。働くすべての人に見て欲しいアニメ。
2.『コードギアス 反逆のルルーシュ』
●放送期間:2006年10月-2007年3月,
●制作会社:サンライズ
●放送話数:全25話
●続編:コードギアス 反逆のルルーシュR2(2008)
ギアスという特殊能力をもった主人公による復讐の物語。
サンライズならではのロボットを用いた戦闘シーンだけでなく、魅力的なキャラクターデザイン、そしてストーリーと全てが高水準な神アニメ。
一度見出したらこれでもかというくらい引き込んでくるので止まらなくなる。二期を含めた50話を3日間で見終わったのは良い想い出。
3.『CLANNAD』
●放送期間:2007年10月-2008年3月
●制作会社:京都アニメーション
●放送話数:全22話
●続編:CLANNAD AFTER STORY(2008)
Key制作による恋愛アドベンチャーゲームを、京都アニメーションがアニメ化した作品。
ただの恋愛ゲームだと思ったら大間違い。本質は人を愛することに重きを置いた心温まるヒューマンドラマである。
二期の18話まで、長いかもしれないけれどアニメに対する価値観がぶっ壊れるくらいの破壊力があるのでそこまで見て欲しい。
4.『けいおん!』
●放送期間:2009年4月-6月
●制作会社:京都アニメーション
●放送話数:全14話
●続編:けいおん!!(2010)
続いても京都アニメーションの代表アニメ。軽音楽部に所属する女の子たちの日常と部活動を描いた作品。
ゆるふわ系の主人公を筆頭に日常系アニメのような描写と、演奏シーンを含めた軽音楽部の活動描写のメリハリがとても効いていて、文化祭や卒業ライブ?など節目では必ず泣かせにかかってくる。
その大きな要因はやはり楽曲の良さ。放課後ティータイムの楽曲集は神曲しかない。
5.『魔法少女まどか☆マギカ』
●放送期間:2011年1月-4月
●制作会社:シャフト
●放送話数:全12話
●続編:-(劇場版有り)
「魔法少女〜〜」というタイトルや、キャラクターの可愛さからは想像も付かない、絶望感すら与える展開と作り込まれた設定にひたすら驚かされる。少なくとも小さい子供に見せる内容ではないと思う。
キュゥべえと交わす契約の内容、ワルプルギスの夜に隠された意味、ストーリーが進むにつれ次第に明かされていく謎。唯一無二の魔法少女を扱ったアニメと言える。
この独特の世界観にClarisの主題歌は完璧にマッチしていると思う。
6.『みなみけ!』
●放送期間:2007年10月-12月
●制作会社:童夢
●放送話数:全13話
●続編:みなみけ おかわり(2008)他2編
南家3姉妹の日常を描いた作品。キングオブ日常アニメの一つであり、何も考えず頭を空にして楽しめる作品。
エッジの効いたギャグや作品全体に流れる緩やかな空気がたまらなく、作画も(一部を除いて)高水準の良質アニメ。
おかわり(2期)⇨おかえり(3期)⇨ただいま(4期)と続くが、特徴としてはアニメーション制作会社が毎回のように変わること。なんだかんだ一期が一番良い気がする。
7.『化物語』
●放送期間:2009年7月-9月
●制作会社:シャフト
●放送話数:全15話
●続編:偽物語(2012)他多数
西尾維新による大人気ライトノベルをシャフト×新房昭之監督というアニメファンにはたまらないタッグで制作されたアニメ。
原作を踏襲した独特の世界観や台詞回し(言葉遊び)をうまくアニメに取り込んでいて、+圧倒的な作画クオリティで瞬く間に大ヒットを記録。
キャラクターデザインも素晴らしくシャフ度はくせになること間違いなし。
あくまで『化物語』は物語シリーズの序章にしか過ぎず、世界観・時系列を意識しながら順を追って見ることで何倍にも楽しめる。
8.『カウボーイビバップ』
●放送期間:1998年4月-6月(WOWOW:1998年10月-1999年3月)
●制作会社:サンライズ
●放送話数:全26話
●続編:-
近未来の宇宙を舞台に、賞金稼ぎであるスパイクとジェットのコンビの活躍を描いた物語。
セリフや行動がクールなスパイクと渋いジェット、周りを固めるサブキャラもクセはあるが良い味を出していて、BGMも素晴らしい。
平成アニメと言いつつも、古き良き昭和のハードボイルドな雰囲気を感じることが出来るアニメ。
9.『STEINS;GATE』
●放送期間:2011年4月-9月
●制作会社:WHITE FOX
●放送話数:全24話
●続編:シュタインズ・ゲート ゼロ(2018)
同名ゲームソフトが原作のアニメ。秋葉原を舞台に仲間と世界を救う大学生を描いたタイムリープもの。
原作の「記憶を消してもう一度プレイしたい」という評価通り、複雑に張り巡らされた伏線が一気に回収されていく終盤は圧巻。
少々難解でもあるため、記憶を消さずとも、何度見ても楽しめるアニメではないかと思う。
10.『新世紀エヴァンゲリオン』
●放送期間:1995年10月-1996年3月
●制作会社:GAINAX・タツノコプロ
●放送話数:全26話
●続編:-(劇場版有り)
大災害後の架空の都市新第三東京市を舞台に、謎の敵使徒と戦う少年少女の活躍を描いたSFロボットアニメ。
後続作品に多大な影響を与えたアニメ。最終話2話分をリメイクして劇場版にするなど、今では考えられない破天荒な一面もある。
2021年1月には、新劇場版4部作の完結編『シン・エヴァンゲリオン劇場版:||』が上映予定。
11.『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』
●放送期間:2002年10月-2003年11月
●制作会社:Production I.G
●放送話数:全26話
●続編:S.A.C.2nd GIG(2004)
電脳社会と化した近未来の日本を舞台に、特殊部隊公安9課の活躍を描いたSFアニメ。
ストーリーもさることながらサイボーグ、電脳技術など近未来のテクノロジーをしっかり設定しているためいつ見ても真新しく見れる作品。
国内だけでなく海外人気も高く、ハリウッドで実写映画化された。また原作漫画も必ず読んでおくべき。
12.『超時空要塞マクロス』
●放送期間:1982年10月-1983年6月
●制作会社:タツノコプロ、アニメフレンド
●放送話数:全36話
●続編:マクロス7、マクロスFなど多数
現在まで多数シリーズ化されている『マクロスシリーズ』の初代作品。
宇宙を部隊にしたSFロボットアニメなのだが、「歌が戦闘に影響を及ぼす」というシリーズを通しての設定が特徴。
全シリーズを制覇するのはもちろん理想ではあるが、各シリーズを単体で見ても十分楽しめる。個人的おすすめはマクロスF(フロンティア)。楽曲と作画レベルが素晴らしい。
13.『涼宮ハルヒの憂鬱』
●放送期間:2006年4月-7月
●制作会社:京都アニメーション
●放送話数:全14話
●続編:涼宮ハルヒの憂鬱(2009)、涼宮ハルヒの消失(劇場版)
男子高校生のキョン視点で、不思議なクラスメイト涼宮ハルヒと「SOS団」の活動を描いた日常的非日常アニメ。
京都アニメーションの出世作と言えるアニメであり、『エンドレスエイト』の衝撃的なループ演出など、伝説を残したアニメ。
声優平野綾の代表作でもあり、OPや劇中歌を高クオリティで歌い上げ、その後声優業の他タレントとしても活動するようになった。
14.『とある科学の超電磁砲』
●放送期間:2009年10月-2010年3月
●制作会社:J.C.STAFF
●放送話数:全24話
●続編:とある科学の超電磁砲S(2013)、T(2020)
大人気ライトノベル『とある魔術の禁書目録』のスピンオフ作品で、原作は同名漫画。
原作エピソード+アニメオリジナルエピソードの融合で、これまで3期安定した評価を保っている良作。
『とある魔術の禁書目録』と合わせて見ると時系列がよく理解できる。またfripsideのOP曲は全て神曲。
15.『ラブライブ!』
●放送期間:2013年1月-3月
●制作会社:サンライズ
●放送話数:全13話
●続編:ラブライブ!2期(2014)
元はKADOKAWA・ランティス・サンライズによるメディアミックスプロジェクトで、音ノ木坂学院を舞台に活動するスクールアイドルグループ「μ’s(ミューズ)を主人公としたシリーズ第1作がサンライズによってアニメ化されたのが本作。
作画レベルは高く安定しており、ライブシーンは楽曲のクオリティも相まって非常にハイクオリティ。
異なるアイドルグループを主人公とした「ラブライブ!シリーズ」第二弾の「ラブライブ!サンシャイン」も合わせて見るとより楽しめる。
16.『あの花の名前を僕たちはまだ知らない』
●放送期間:2011年4月-6月
●制作会社:A-1 Pictures
●放送話数:全11話
●続編:-(劇場版有り)
アニプレックス、フジテレビ、A-1 Picturesが手がける完全オリジナルアニメーション、略称は「あの花」。
幼い頃事故で死んでしまった仲良しの女の子が、高校生になった主人公の元にある日突然現れるという展開。
とにかく1話の出来が半端なく良い。ラストは泣かせにきている感じは否めないがキャラクターそれぞれの深堀もちゃんと出来ているのでしっかり泣いてしまう。
17.『それでも町は廻っている』
●放送期間:2010年10月-12月
●制作会社:シャフト
●放送話数:全10話
●続編:-
石黒正数による同名漫画が原作。下町育ちの女子高生の日常を描いたコメディ作品。
随所に散りばめられたコメディシーンと、素晴らしい声優さんによって繰り広げられるテンポの良い会話が最大のウリ。
頭を空っぽにして笑いながら楽しめる、これぞ良質な日常アニメ。
18.『氷菓』
●放送期間:
●制作会社:
●放送話数:全話
●続編:-(劇場版有り)
推理作家米澤穂信による小説「古典部シリーズ」が原作。
日常の些細な謎や事件を、省エネを信条とする主人公折木奉太郎ら古典部の仲間たちが解決していく。
殺人や密室トリックなど派手なミステリーではないが、京都アニメーションが原作の質を落とすことなく丁寧にアニメ作品に仕上げているという印象。
19.『のんのんびより』
●放送期間:2013年10月-12月
●制作会社:SILVER LINK.
●放送話数:全12話
●続編:のんのんびより リピート(2015)、のんすとっぷ(2021)
田舎の学校「旭丘(あさひがおか)分校」に通うたった5人の生徒たちの日常を描いた作品。原作は同名漫画。
生徒たちのやり取りは非常にゆるく、良い意味でとても田舎らしさを感じることができる。
また”ゆるさ”を醸し出すための演出か、田舎の自然豊かな情景を落ち着いたBGMとともにたっぷり時間をかけて流すなどの工夫が見られる。
2021年1月からは3期『のんのんびより のんすとっぷ』が放送中。
20.『ゆるキャン△』
●放送期間:2018年1月-3月
●制作会社:
●放送話数:全13話
●続編:ゆるキャン△ SEASON2(2021)
ソロキャンプという特殊な趣味を持つ女子高生が、転校生との出会いから徐々に集団キャンプに目覚めていく。
女子高生たちによる和やかなやり取りが特徴の日常アニメであるが、キャンプやアウトドアグルメといったアウトドア知識もふんだんに披露されている。
2021年1月からは待望の2期『ゆるキャン△ SEASON2』が放送中。
21.『Fate/stay night』
●放送期間:2006年1-6月
●制作会社:スタジオディーン
●放送話数:全24話
●続編:Fate/stay night [Unlimited Blade Works(2014)
TYPE-MOONから発売されたコンピューターゲームを原作とするアニメ。
聖杯戦争と呼ばれる魔術師の儀式に巻き込まれた主人公が、3人のヒロインと恋愛関係になっていくというもの。
3つのルートのうち本作品では「Fateルート」が描かれており。続編及び劇場版で残り2つのルートも見ることができる。
22.『宇宙よりも遠い場所』
●放送期間:2018年1-3月
●制作会社:バッドハウス
●放送話数:全13話
●続編:-
民間の南極観測隊に同行する4人の女子高生たちを描いた物語。
4人それぞれ異なるバックグラウンドを持ちながらも、ひたむきにチャレンジをする姿が眩しく感情を揺さぶられる。
また制作にあたっては文部科学省や海上自衛隊らが協力しており。知られざる南極・観測隊の実態を知ることができる。
なおタイトルは元宇宙飛行士の毛利衛さんが南極昭和基地に招待された際に発した言葉に由来しているらしい。
23.『花咲くいろは』
●放送期間:2011年4-9月
●制作会社:P.A.Works
●放送話数:全26話
●続編:-(劇場版有り)
P.A.WORKSの「お仕事シリーズ」第一弾にあたるオリジナルアニメ。
女子高生がとあるきっかけで祖母の営む田舎温泉旅館の仲居として働くというもの。
仕事の厳しさを身を以って体感しながら、人として成長していく主人公の姿に胸打たれる。
作中の「ぼんぼり祭り」は架空行事ながらも聖地巡礼がきっかけとなり、舞台モデルとなった金沢市湯涌温泉にてアニメ放送2011年から毎年行われており、私の知る限りアニメをトリガーとした最高の地方創生となっている。
24.『ヴァイオレットエヴァーガーデン』
●放送期間:2008年1月-4月
●制作会社:京都アニメーション
●放送話数:全13話
●続編:-(劇場版有り)
戦場で両腕を失い、義手を付けることになった少女が自動手記人形と呼ばれる代筆屋さんとして働くお話。
原作小説は2010年から続く京都アニメーション大賞の歴史上唯一の大賞受賞作品であり、その後京都アニメーション制作でアニメ化された。
手紙に込められた想いをめぐるヒューマンドラマであり、感動必至。それでいてアクションシーンも迫力満点と非の打ち所がないアニメ。
内容は文句なしだが、dアニメストア始め大手VODではNetflixのみでしか見れないのでこの順位。
・dアニメストア:-
・U-NEXT:-
・Amazonプライムビデオ:-
25.『交響詩篇エウレカセブン』
●放送期間:2005年4月-2006年4月
●制作会社:ボンズ
●放送話数:全50話
●続編:-
ボンズ制作のSFロボットアニメ、かつバンダイとボンズが中心となって発足したメディアミックスプロジェクト「Project EUREKA」の中核作品でもある。
SFでありボーイミーツガールであり、様々な要素が組み合わさった作品。
日曜19:00枠で放送期間約1年、話数にして50話なので見応えは十分。
26.『たまゆら〜hitotose〜』
●放送期間:2011年10月-12月
●制作会社:TYOアニメーションズ
●放送話数:全13話
●続編:たまゆら 〜もあぐれっしぶ〜(2013)
瀬戸内の静かな街並みを舞台に、写真好きな女子高生と周辺人物の日常を描いたほのぼのアニメ。
日常描写の中に登場人物の想いや夢も詰まっていて、癒しの中に感動もある。落ち着いたBGMも特徴。
1期に相当する『hitotose』の前年にはOVA『たまゆら』が全2巻発売されている。時系列としては『hitotose』の第1話と第2話の間なので、見る順番はどちらでも楽しめる。
27.『有頂天家族』
●放送期間:2013年7月-9月
●制作会社:P.A.Works
●放送話数:全13話
●続編:有頂天家族2(2017)
森見登美彦原作の同名小説をアニメ化した作品。狸と天狗のドタバタ劇が、森見作品の特徴でもあるキャラクターのセリフ回しとともに、よく再現されている。
また久米田康治原案のキャラデザ、京都の四季の風景・街並みの描写と映像面でも素晴らしい出来栄え。
原作同様笑いあり涙ありの名作に仕上がっており、未発表の第3作が待たれる。
28.『らき☆すた』
●放送期間:2007年4月-9月
●制作会社:京都アニメーション
●放送話数:全24話
●続編:-(OVA有り)
美水かがみによる4コマ漫画が原作で、女子高生の日常を描いたコメディ作品。
原作の通りにかなり短い話を詰め込んだアニメという感じだが、高校1年生時は丸々カットされていたりと多少の設定変更はある。
また平野綾演じる涼宮ハルヒが登場するなど、他アニメとのタイアップもあるという珍しいアニメ。
29.『天元突破グレンラガン』
●放送期間:2007年4月-9月
●制作会社:GAINAX
●放送話数:全27話
●続編:-(劇場版有り)
ガイナックス、コナミが制作したオリジナルロボットアニメ。
その名の通り中央突破が至高!という気概が作品全体に溢れており、設定もなかなかぶっ飛んでいる。
それでもストーリーは面白いし疾走感のある展開、音楽も作品にマッチしておりこのジャンルではかなり安定した作品。
30.『とらドラ!』
●放送期間:2008年10月-2009年3月
●制作会社:J.C.STAFF
●放送話数:全25話
●続編:-(OVA有り)
虎と竜、一癖ある高校生の男女を主人公とした学園ラブコメで、原作は同名ライトノベル。
クセはあるけれど憎めない登場人物たちの心理描写が非常に丁寧で、綺麗な作画も相まって感情移入しやすい内容。
本筋の恋愛も単なるツンデレではなく、本音でぶつかるシーンや甘く切ないシーンが多く、何度見ても良い作品。
31.『tari tari』
●放送期間:2012年7月-9月
●制作会社:P.A.Works
●放送話数:全13話
●続編:-(OVA有り)
P.A.Works制作のオリジナルアニメで、鎌倉にある高校の合唱部の活動を描いた青春アニメ。『true tears』『花咲くいろは』と並んで青春3部作と言われている。
感動・笑い・恋愛・情熱といろんな要素がからみあい、ラストまで青春アニメにふさわしい爽やかな内容となっている。
5名の声優さんによる合唱シーンは迫力があり、楽曲の素晴らしさも手伝って非常に高品質なものに仕上がっている。
32.『四畳半神話体系』
●放送期間:2011年4月-7月
●制作会社:マッドハウス
●放送話数:全11話
●続編:-
森見登美彦原作の小説を、マッドハウス制作によりアニメ化し、ノイタミナ枠で放送された作品。
京都を舞台に大学生が1回生時に入ったサークルを中心とする学生生活を描いており、主人公の一人称独白など森見作品の特徴をうまく映像化できていると思う。
絵柄や内容に少しクセがあるので万人ウケするものではないかもしれないが、複数の賞を受賞するなど評価は高い。
33.『true tears』
●放送期間:2008年1月-3月
●制作会社:P.A.Works
●放送話数:全13話
●続編:-
富山県に実在する町並みを舞台に、高校生達の青春群像劇を描いたP.A.Worksのオリジナルアニメ。
富山の街並みを忠実に再現しており、北陸地方の薄暗さが伝わってくるよう。
作品自体も高校生の恋愛ながら人の影の部分をうまく掘り下げていて、人物描写がしっかりしているので思わず引き込まれてしまう内容となっている。
34.『あの夏で待ってる』
●放送期間:2012年1月-3月
●制作会社:J.C.STAFF
●放送話数:全12話
●続編:-
「その夏の思い出が、僕達の永遠になる」をキャッチコピーに作られた、J.C.STAFFのオリジナルアニメ。
いわゆるボーイミーツガールもので、友達と映画を撮ろうとする男子高校生が不思議な出会いをきっかけに過ごした一夏を描く。
SF要素を含みつつ、それを生かした大きな盛り上がりがあるわけではない。ただ主題歌、長野の自然を生かした背景、キャラデザと雰囲気がとにかく素晴らしい。
35.『プラネテス』
●放送期間:2003年10月-2004年4月
●制作会社:サンライズ
●放送話数:全26話
●続編:-
宇宙に点在するゴミ(デブリ)を回収する宇宙飛行士を描いたSF作品で、原作はモーニング連載の人気漫画。
原作は単行本にして全4巻と短いが、その内容を2クール26話かけてじっくりと描き上げており、非常に丁寧に作り込まれた印象。
内容もオリジナル展開込みあり、ラストは感動の内容。単なるSF作品というよりも宇宙を舞台とした壮大な人間ドラマ。
36.『ばらかもん』
●放送期間:2014年7-9月
●制作会社:キネマシトラス
●放送話数:全12話
●続編:-(スピンオフ作品有り)
長崎は五島列島を舞台に、とある理由で田舎暮らしを始めることになった若きイケメン書道家と、地元の人たちとの交流を描いた作品。
のんびりゆったりした田舎の雰囲気をベースとしたのんびり日常アニメであるが、そこに登場人物の性格や言動で緩急をつけている印象がある。
タイトルが意味する「元気者」の通り、小さい子供たちがとても元気いっぱい。思わず顔がほころんでしまうような、元気をもらえる作品。
37.『3月のライオン』
●放送期間:2016年10月-2017年3月
●制作会社:シャフト
●放送話数:全22話
●続編:3月のライオン 第2シリーズ(2017)
羽海野チカによる大人気漫画をシャフト×新房昭之によりアニメ化した作品。
中学生でプロ入りした将棋のプロ棋士を主人公に、彼と周りの人々との交流を描いている。
原作のタッチをそのままに、人の体温が感じられるような温かい雰囲気まで忠実に再現した作品。
38.『四月は君の嘘』
●放送期間:2014年10月-2015年3月
●制作会社:A-1 Pictures
●放送話数:全22話
●続編:-
「月刊少年マガジン」で連載されていた同名漫画が原作。
音楽アニメならではの音へのこだわりはもちろんだが、それ以上に色彩が非常に豊かで綺麗。
ストーリー上所々暗い部分もあるが、それを感じさせない爽やかさが感じられるアニメ。
結末が分かっていても泣けてしまう演出は見事。
39.『狼と香辛料』
●放送期間:IMAGIN
●制作会社:2008年1月-3月
●放送話数:全13話
●続編:狼と香辛料II(2009)
中世ヨーロッパ風の世界観で、行商人を行う主人公ロレンスと、道中で出会う狼の化身である少女との触れ合いを描いたファンタジーアニメ。
狼の化身以外は魔法などのファンタジー要素はなく、むしろ中世ヨーロッパ風の時代背景に沿った当時の経済活動に焦点を当てたりと地に足の着いた作品で、落ち着いた空気感を楽しむことが出来る。
原作のライトノベルもかなり出来の良い作品なのでおすすめ。
40.『TIGER&BUNNY』
●放送期間:2011年4月-9月
●制作会社:サンライズ
●放送話数:全25話
●続編:-(劇場版有り)
超能力で市民を守るヒーローたちの奮闘を描いたオリジナルアニメ。若手の台頭に押されるおじさんのロートルヒーローが主人公。
アメコミチックなキャラデザや背景作画が特徴であり、キャラ(ヒーロー)ごとの個性がしっかり出ている。
OP/EDともにアニメのイメージとあった曲になっていて、2クールで全25話しっかり見れる良アニメという印象。
41.『PSYCHO-PASS サイコパス』
●放送期間:2012年10月-2013年3月
●制作会社:Production I.G
●放送話数:全22話
●続編:PSYCHO-PASS サイコパス(2014)
近未来を舞台としたProduction I.G制作によるオリジナルアニメ作品。SFであり刑事ものでもある。
AIによって管理された未来の日本と、治安を守る公安当局の警察官たちの活躍を描いたアニメで、かなりムゴい描写こそあるもののキャラや曲はかっこよく魅力は感じられる。
マイノリティリポートに似ているのは正直否めない、設定が入ってくるかどうか、で評価が別れるアニメではないかと思う。
42.『夏目友人帳』
●放送期間:2008年7月-9月
●制作会社:ブレインズ・ベース
●放送話数:全13話
●続編:続 夏目友人帳(2009)他多数
妖怪が見える主人公夏目と、ニャンコ先生はじめ妖怪たちとの心温かるストーリー。
原作は超人気漫画で、基本的には一話完結タイプなのでアニメにあっている気がする。
現在まで続編が6期まで制作され、2018年には劇場版も公開されるなどアニメも大人気。
43.『メイドインアビス』
●放送期間:2017年7月-9月
●制作会社:キネマシトラス
●放送話数:全13話
●続編:-(劇場版有り)
人類最後の秘境縦穴アビスに挑む探窟家たちの冒険物語。
その絵柄からは想像も出来ない残酷なグロ描写は原作通りで、映像作品としては十分R指定に値する(事実劇場版はR15指定となっている)。
一方でストーリーは申し分なくアニメーションとしてのクオリティもとんでもないので、耐性がある方はもれなく見るべき。
44.『風が強く吹いている』
●放送期間:2018年10月-2019年3月
●制作会社:Production I.G
●放送話数:全23話
●続編:-
偶然な出会いから天才ランナーが大学陸上部に入部し、オンボロ寮に住む10人で箱根駅伝を目指す陸上アニメ。
原作は三浦しをんの同名小説。(ライトノベルでない)小説を原作にしたアニメは中々珍しいが、原作のイメージを崩さずに爽やかな青春スポーツアニメに仕上げている。
箱根駅伝が好きな人は必見だし、もちろんそうでない人にもおすすめ出来る。もっと話題になってよいアニメ。
45.『冴えない彼女の育てかた』
●放送期間:2015年1月-3月
●制作会社:A-1 Pictures
●放送話数:全13話
●続編:冴えない彼女の育てかた♭(2017)
オタク男子がある少女と運命的な出会いをし、その少女を主人公としたギャルゲーを制作するというストーリー。
タイトル・あらすじから容易に想像できる通りライトノベル原作で、完全に萌えアニメなのだが不思議と抵抗感なく見ることが出来る。
作画のレベルの高さ、主題歌も良いしさすがA-1 Picturesという感じのアニメだと思う。
46.『Angel Beats!』
●放送期間:2010年4月-6月
●制作会社:P.A.WORKS
●放送話数:全13話
●続編:-(特別編有り)
死後の世界を舞台に、タイトル通り天使と戦う「死んだ世界戦線」のメンバーたちを描いたオリジナルアニメ。
理不尽な死を課した天使と、それにより理不尽な死を遂げた人間たちの戦いだが、シリアスシーンだけでなくギャグシーンもあり、詰め込みすぎと言われることも多い。
47.『東のエデン』
●放送期間:2009年4月-6月
●制作会社:Production I.G
●放送話数:全11話
●続編:-(劇場版有り)
脚本・監督は神山健治、キャラデザは羽海野チカ、アニメ制作はProduction I.G、ノイタミナ枠初のオリジナルアニメ。
神山監督による『攻殻機動隊S.A.C.』シリーズの前談(20年前)に相当し、多くの繋がりがある。
シリーズ単品でも楽しめるし、そもそもキャラデザで攻殻機動隊感はあまり感じないが、S.A.Cと合わせて見ると良いだろう。
48.『ソードアート・オンライン』
●放送期間:2012年7月-12月
●制作会社:A-1 Pictures
●放送話数:全25話
●続編:SAO II(2014)、アリシゼーション(2018)、アリシゼーション War of Underworld(2019)
ライトノベルを原作とし、ゲームやアニメ、さらにはハリウッドでのドラマ化も決定するなど大人気のメディアミックス作品。
バーチャル空間でのデスゲームを題材にしており、厨二設定が好きな人にはたまらないストーリーなのかもしれない。
作画と主題歌はとても良く、アニメとしてはかなり出来が良い部類に入る。事実2020年時点で4期+劇場版も公開されている。
49.『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』
●放送期間:2010年10月-12月
●制作会社:AIC Build
●放送話数:全15話
●続編:俺の妹がこんなに可愛いわけがない。(2013)
才色兼備な妹が実は隠れオタクだったことを知った兄が、妹に振り回されるというホームコメディ。原作はライトノベル。
ツンデレ?な妹にハマれるかどうかが、このアニメを面白いと思えるかの境界線なのかもしれない。
2期は制作会社がA-1 Picturesに変わっているが、どちらも作画は素晴らしく、またClarisの主題歌がとても良い。
50.『電脳コイル』
●放送期間:2007年5月-12月
●制作会社:マッドハウス
●放送話数:全26話
●続編:-
電脳メガネというアイテムによって電脳化が当たり前になった近未来を描いたSFアニメ。
NHK系のアニメであり主人公は小学生ながら、複雑に練り込まれたSF設定は目を見張るものがある。
絵柄も可愛らしいがホラー要素もあったりと、大人の方が楽しめる作品のような気がする。
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