1990年から少年マガジンで連載が開始されたサッカー漫画「シュート!」。1990年代のJリーグ発足に始まるサッカー人気と連動し、人気漫画となりました。
漫画「シュート!」は第一部から第四部までの四部構成となっており、それぞれにサブタイトルが付いていますが、明確に第○部と記載はありません。
物語として時系列順になってはいませんが、第一部から読まないと真に「シュート!」を読んだことになりません。第一部〜第四部、各部とサブタイトルの紐付けをしてみます。
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漫画「シュート!」とは
『シュート!』は、大島司による日本の漫画。『週刊少年マガジン』(講談社)にて、1990年36号より2003年24号まで約13年間にわたって連載された。1994年には第18回講談社漫画賞を受賞。
主人公は全体を通じて田仲俊彦であるが、第四部ではもう一人の主人公として伊東宏が登場する。舞台となる学校は第一部・第三部が掛川高校、第二部が掛川西中学校、第四部が掛川高校と九里浜学園高校である。
(主に第一部の)作風としては、先輩に憧れる一人の少年の心理を中心に描いた物となっている。このため、スポーツ界の冷酷さよりも、スポーツを媒体にしたヒューマニティーを描いている。
もちろん、上の先輩とは天才:久保嘉晴の事です。彼が主人公の田中俊彦に言った「トシ、サッカー好きか?」は漫画史上に残る名言だと思っています。これ見ただけでちょっとうるっと来ちゃう・・・
このあたりは後でまた触れるとします。
漫画「シュート!」を読む順番を解説!
第一部から、ネタバレしないように最低限のあらすじとともに紹介していきます。
第一部「シュート!」(全33巻)
第一部はサブタイトルがありません。第一部としては分かりやすいですね。
舞台は掛川高校サッカー部。エースの久保嘉晴に憧れて掛川高校に入学した主人公のトシこと田中俊彦が、仲間とともにインターハイを目指します。
当初のキャッチフレーズは「俊彦と一美が織りなす、ハツラツ青春サッカー物語」だったらしいですね。確かに主人公のトシとマネージャーの一美の恋愛模様は、作品を通じてストーリーに影響してくるところではありますが、、第一部に関しては言いたいことは一つだけです。
久保をしかと見よ
第二部「シュート!蒼きめぐり逢い」(全5巻)
第一部はトシが掛川高校へ入学する以前、「掛川西中学校」時代を描いた、いわば第一部の前日談となっています。
「掛西中トリオ」や「幻の左」など、第一部やこれ以降のシリーズでも重要なキーワードが出てくるので侮るなかれ。第一部より先に読んだ方が?という疑問もあるかもしれませんが、第一部を読んでからの方がより理解が深まるので、この順番が良いでしょう。
第三部「シュート!熱き挑戦」(全12巻)
第三部は再び高校時代。トシたちは二年生になり、新たに新一年生を加えてインターハイ出場・制覇に挑みます。
静岡県予選にトシと神谷を欠いたまま出場することになるんですね。その理由は、、、読んでからのお楽しみですが。
新キャラももちろんですが、既存のキャラも新技を習得したりと、メンバーそれぞれに進化が見られよりハイレベルな戦いになります。
第四部「シュート!新たなる伝説」(全16巻)
トシを主人公とした掛川から舞台を移し、第四部では久里浜学園高校の伊藤宏を主人公としています。天才レフティの伊藤率いる久里浜は、打倒掛川を目指しインターハイに挑戦することになります。
伊藤宏はトシたちと同年代ということで、主人公の座こそ伊藤宏に譲っていますが、トシたち掛川高校のメンバーも物語ではもちろん登場します。また違った観点から掛川高校を見ることができ、第三部までに引けを取らない出来です。
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