村山由佳の大人気シリーズ『おいしいコーヒーのいれ方』の魅力を伝えながらまとめてみる

村山由佳さんの10年来のファンである私ですが

 

村山由佳作品にはまったきっかけであり、最も好きなのが『おいしいコーヒーのいれ方』シリーズ。

 

当時男子中学生だった私は人目を忍んで?は”おいコーシリーズ”を買い、人知れず悶絶していたものです(笑)

 

それから早10年以上が経過し、シリーズも18作を数えますが、当時感じた気持ちは色褪せること無く今も私の心の中にあります。

 

そんな『おいしいコーヒーのいれ方』シリーズの魅力を余すところ無くお伝えしていきます。

 

2020.6.19(金)、ついに7年ぶりの新作が発売されました!!!

そしてなんと、「おいコー」シリーズは本作を持って完結となる、ということです…!!!!!

早く読みたい、けど終わってしまうのは寂しい。そんな気持ちの読者がほとんどだと思いますが、最後まで楽しんで読むことにしましょう!!

 

『おいしいコーヒーのいれ方』シリーズとは

 

主人公勝利(かつとし)とその従兄弟かれんによる恋愛模様を軸とし、周辺人物の日常生活を描いた物語です。

 

ジャンプノベルに掲載され、その後ジャンプジェイブックスと集英社から刊行されています。

 

第1巻の『キスまでの距離』から始まり、現在セカンドシーズンの第8巻、計18冊が発表されています。

 

 

シリーズタイトル一覧

 

『おいしいコーヒーのいれ方』(発表順)

 

Ⅰ.『キスまでの距離』

Ⅱ.『僕らの夏』

Ⅲ.『彼女の朝』

Ⅳ.『雪の降る音』

Ⅴ.『緑の午後』

Ⅵ.『遠い背中』

Ⅶ.『坂の途中』

Ⅷ.『優しい秘密』

Ⅸ.『聞きたい言葉』

Ⅹ.『夢のあとさき』

 

『おいしいコーヒーのいれ方』Second Season(発表順)

 

Ⅰ.『蜂蜜色の瞳』

Ⅱ.『明日の約束』

Ⅲ.『消せない告白』

Ⅳ.『凍える月』

Ⅴ.『雲の果て』

Ⅵ.『彼方の声』

Ⅶ.『記憶の海』

Ⅷ.『地図のない旅』

Ⅸ.『ありふれた祈り』

 

本シリーズは電子書籍「ebookjapan」で購読することができます。

お使いのスマホやタブレットで購入・閲覧することが出来、場所も端末の容量も取らないので非常に便利です。

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『おいしいコーヒーのいれ方』シリーズの魅力とは

 

さて、とにかく面白くてページをめくる手が止まらない!”おいこーシリーズ”ですが、その魅力を大きく3点に絞って紹介していきたいと思います。

 

純粋さ、ピュアな心

 

主人公の勝利と従兄弟のかれんの純愛が主題の小説ですが、この2人以外も、”おいコーシリーズ”の登場人物は皆純粋でまっすぐな心を持っています。

 

その純粋さゆえに時にはぶつかったり悩んだりと苦しい思いもするけれど、ひたむきにまっすぐに壁を乗り越えていきます。

 

初期の勝利とかれんのやり取りなんて、アラサー真っ只中の今となっては恥ずかしくて読めないかも・・・笑

 

でもそれがいいんです。この爽やかな読後感は中々味わえるものではありません。

 

文章の美しさ

 

村山作品に共通した魅力と言えるかもしれませんが、日本語がとても綺麗だなと感じます。

 

随所に散りばめられた温かみを感じる情景描写も勿論ですが、何と言っても詳細な心理描写

 

主人公である勝利の一人称でこの小説は進んでいくことが多いので、必然心理描写は勝利のものが多くなるんですが

 

なぜ女性作家が思春期男子の心理をここまで詳細に描ききることが出来るのか、と一冊読むたびに驚愕していたのを覚えています。

 

またタイトル通り、コーヒーの描写にも情熱が込められています。おいコーシリーズ読むとコーヒー飲みたくなりますよね。

 

ということで、暑い季節にはアイスコーヒーでもいかがでしょうか。

 

70〜80年代の洋楽

 

“おいコーシリーズ”の特徴として、各話のタイトルに70〜80年代の洋楽の曲名が使われています。

 

これらの楽曲は時に物語の中でも重要な役割を果たすのですが

 

これがまた名曲揃いなんです!

 

あまりに名曲が揃い過ぎて?コンピレーションアルバムが発売される結果に。

 

 

捨て曲一切無しの名盤なのでとってもおすすめです!

 

漫画化もされました

2019年10月より、『少年ジャンプ+』でコミカライズされ、隔週で配信されています。

興味がある方は是非ご覧ください。

おいしいコーヒーのいれ方も含めた、『ジャンプ+』のおすすめ作品はこちらからどうぞ⇩

 

『おいしいコーヒーのいれ方』シリーズ、新刊の予定は?

 

さて、これまでに18冊が刊行されている”おいコーシリーズ”。

 

18冊目の『地図のない旅』が発売されたのは2013年の6月、そこから早7年もの歳月が経過しています。

 

公式サイトを見ても、2014年の1月を最後に更新が止まっており、今のところ新刊の発売予定は無さそうです。

⇨ついに7年ぶりの新作が発表されました。最新作であり最終巻である『ありふれた祈り』、是非お楽しみください。

 

最近の村山作品を見ていると、ピュアな恋愛小説というよりは官能有りの大人の恋愛を描いた作品が多い印象を受けます。

 

作風が変わり書けなくなった、というわけでは無いと思っていますが、要因の一つだったり?と勘ぐってしまいます。

 

とはいえこのまま終わってしまうのは寂しい!!ということで気長に新刊を待っています。

 

もし情報があればまたこのブログでも発信していこうと思っています。

 

また、村山由佳作品には名作が数多くあります。以下記事でまとめていますのでこちらもご覧ください⇩

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