森見登美彦作「ペンギン・ハイウェイ」がアニメ映画化!映画の見どころやあらすじ、原作を紹介していく

 

森見登美彦原作「ペンギン・ハイウェイ」がアニメーション映画化されます(2018.8.17公開)。原作を読んだ頃からアニメ化にはぴったりの作品だなと思っていたので、ようやくきたか!という感じがします。巷でも「念願のアニメ化!」「公開が待ち遠しい」と期待感に溢れるコメントが聞こえているようで、この夏話題の映画の一つとなりそうです。

 

今回は映画公開に先立ち、事前情報や見どころ、さらには原作の紹介もしていきます。ネタバレは最小限(あらすじレベル)にして、せっかくの夏休み!映画「ペンギン・ハイウェイ」をより面白く見るをこの記事のコンセプトとしたいと思います。

(C)2018 森見登美彦・KADOKAWA/「ペンギン・ハイウェイ」製作委員会

 

まずは「ペンギン・ハイウェイ」の基本情報を

 

原作についての情報(あらすじ)

 

『ペンギン・ハイウェイ』は、森見登美彦の小説。2010年5月、角川書店から刊行。第31回日本SF大賞受賞作。2018年にアニメ映画化。

 

原作は、小学4年生でありながら理論派で研究熱心の”アオヤマ君”が主人公。彼と近所の歯科医院の”お姉さん”が織り成す、ひと夏の不思議体験を描いた物語です。物語のキーとなるのはタイトルにもある通りペンギンです。海から遠く離れた住宅地に突如現れたペンギンたちはどこからきたのか、お姉さんはその謎にどう関わっているのか、アオヤマ君はその謎を解き明かすことができるのか。原作の小説については後ほど詳しく触れていきます。

 

アニメーション映画化についての情報

 

 

アニメーション映画化が発表されたのは、2018.3.1の事です。そこから現在に至るまでに発表された情報をまとめてみます。

 

映画「ペンギン・ハイウェイ」

・公開:2018.8.17(金)全国ロードショー
・原作:森見登美彦「ペンギン・ハイウェイ」
・出演:北香那、蒼井優 他
・監督:石田祐康
・制作:スタジオコロリド
・主題歌:宇多田ヒカル「Good Night」
・公式ホームページ:http://penguin-highway.com/

 

いくつか詳細に見ていきましょう。

出演について

まず声優陣ですが、主人公の”アオヤマ君”役には、オーディションを勝ち抜いた若手女優・北香那が大抜擢。声優初挑戦となります。また物語の鍵を握る存在である”お姉さん”役は蒼井優。声優の好演実績も有り、素晴らしい演技を聞かせてくれることでしょう。更にはアオヤマ君のクラスメイトを人気声優の釘宮理恵と潘めぐみらが、アオヤマ君のお父さん役に西島秀俊、クラスメイトのお父さん役には竹中直人と、豪華名優たちが脇を固める盤石の布陣となっています。

制作について

制作はスタジオコロリド。聞き覚えが無い人もいるかもしれませんが、なんと長編作品を手掛けるのは初なのです!大丈夫か?!と思ってしまうかもしれませんが、監督さんはスタジオコロリドの短編で受賞歴がありますし、キャラデザの新井陽次郎さんはスタジオジブリ出身のアニメーターです。実績も実力も十分あることでしょう。

楽曲について

主題歌は宇多田ヒカルの「Good Night」。上の予告編でも使われていますが、なんと書き下ろしの新曲なんですね。豪華過ぎるでしょ・・・って感じですね(笑)。同曲は、2018.6.27発売の7thアルバム『初恋』に収録されています。ダウンロードは以下からどうぞ⇩

アルバムごとはこちらから⇩

 

一旦映画から離れて原作を読んでみよう

 

さて、映画を楽しむためには色々な方法がありますが、こと小説が原作の映画作品を見るに当たっては、私は映画を見る前に必ずと言っていいほど原作を読みます。理由は、小説を読んだ時に脳内で情景とかイメージするんですけど、それを映像で見た時に答え合わせするのが好きなんです。ここはイメージ通りだなとか、ここはこういう表情だったんだなとか。逆に映画→原作だと、映画でイメージは固定されちゃうんで想像力を掻き立てられないというか、あんまり面白く無いですよね。

 

てことで、原作読んでみましょう。

 

アニメ映画版にもつながるかもしれませんが、原作である小説ならではのポイントをいくつか挙げていきます。あくまでも物語の核に触れるネタバレは無しで。

 

森見登美彦作品の特徴が当てはまらない

森見登美彦作品といえば、①舞台が京都②独特の語り口調 の2点が特徴ですが、「ペンギン・ハイウェイ」ではその二つとも当てはまりません。舞台は架空の街となっていて京都のキの字も出てきませんし、主人公が小学四年生ということもあって、他作品で見られるような語り口調も抑え目です。(小学四年生にしてはだいぶ大人びていますが)もちろん、こじらせ系大学生も出てきません。あの自虐的な感じも好きなんですけどね(笑)

その他の森見登美彦作品はこちらで紹介しています⇩

 

現在一般販売されていない、前日談がある

原作を読むと続きがきになるのは面白い小説あるあるですが、なんと「ペンギン・ハイウェイ」の1年前を描いた短編が存在するんです!もったいぶった書き方をしてしまいましたが、バンダイから2011年に発売された「ほっと文庫」。短編小説と入浴剤がセットで売られていた商品があったんですね。その
タイトルは「郵便少年」。Amazonでも取り扱いしていなかったりと希少価値はだいぶ高め、、手に入れたいですよね(笑)楽天市場では取り扱いがあるようです。

 

おっぱい大好きアオヤマ君

主人公のアオヤマ君は理論派の小学四年生ですが、なんとおっぱいが大好きなんです。お姉さんと話してる時はおっぱいばかり見て叱られるし、丸いケーキをおっぱいケーキと名付けるし、クラスメイトにはおっぱいが無いとの無邪気な鬼畜発言をするし、もうど変態要素満載なんですね。こいつおっぱい何回言うねんと。

まあお姉さんのおっぱいばかりきになるのは、性にも恋にも目覚める直前の小学四年生の気持ちをうまく表現しているとも言えるわけですね。お姉さんにはあるのに同級生の女の子には無いことを真剣に考えるのも理論派ならではといえます。

いずれにせよ、映像化されたお姉さんのおっぱいがどんな感じなのかはとても興味深いですね。ええ、私も男ですからね。

 

準備は万端!ということで映画の見どころを考える

 

情報収集と、原作を読み込んでお膳立ては整いました。あとは映画を見るだけ!と言いつつどこに注目して映画を見るかは、人によって違うと思います。迷っている人は何回も見ればいいとは思いますが、そういうわけにもいかなかったります。私が考える映画の見どころを紹介していきますので、参考にしてみてください。

 

スタジオコロリドによるデジタルアニメーション

スタジオコロリドは若手を中心としたアニメ制作会社ですが、デジタルアニメーションに定評があるんですね。今回は架空の街が舞台のSF作品ですから、情景描写などでデジタルアニメーションならではの映像が見れるはず、、期待です。

アオヤマ君の語り

原作は主人公のアオヤマ君の一人称で進行していきますが、当然語り口調が圧倒的に多いわけです。過去の森見登美彦作品のメディア化はそうした語りも原作に沿った演出をしていましたが、今回は小学生です。やり過ぎると全体的につまらなくなってしまう気もします。そういう意味では演出のバランスが重要になってきますね

お姉さんのおっぱい

アオヤマ君を夢中にさせたお姉さんのおっぱい、、、魅力的なんでしょうね。おっぱいは正義ですからね。

 

終わりに

いかがでしたでしょうか。「ペンギン・ハイウェイ」原作も映画も、見たくなって頂けたら幸いです。映画は2018.8.17(金)公開です。ぜひお楽しみに!

 

森見登美彦作品はこちらからどうぞ⇩

 

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