読者の心を熱くさせる、超絶面白いスポーツ漫画55作品をおすすめ順に紹介!

 

数ある漫画作品・カテゴリーの中でも特に好きなのがスポーツ漫画です。学生時代部活をやっていた方は特に共感していただけると思うんですが、いくつになってもあの時の青く熱い気持ちを思い出させてくれます。

 

今回はそんな心を燃え上がらせるような激アツスポーツ漫画を、激アツポイントともにたっぷり紹介していきます。

王道の人気作品からあまり知られていない作品まで厳選した55作品となっておりますので、普段漫画を読まない人も漫画好きの人も、きっとどハマりするスポーツ漫画に出会えると思っております。是非最後までご覧ください。

 

心を熱くさせるおすすめスポーツ漫画を競技別に紹介

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1.『スラムダンク』(完結)

中学3年間で50人の女の子にふられた桜木花道。高校生となった彼は、ふと声をかけてきた女の子・赤木晴子に性懲りもなく一目惚れ。その「バスケットはお好きですか?」との問いに花道は…!?

バスケ漫画の草分け的存在であり、誰もが知るスポーツ漫画の一つ。この漫画を読んでないのは人生の半分損していると大真面目に言い切れる漫画です。
最初の何巻かは完全にギャグ漫画だけれど(と言いつつギャグのクオリティも高い)、リョータやミッチーとメンバーが揃う頃から画力も安定してきて、そこからの展開はもう何も言うことがないくらい素晴らしいです。熱いシーンはいくつもあり決められないですが、やはり山王戦のラスト数分、セリフの一切ない絵だけの描写であれほど魅せられた漫画は後にも先にもこの漫画以外ありません。
山王戦だけでなくIH予選→本戦のストーリー展開の中で、基礎を学ぶことの意義、地道な反復練習の大切さ、継続することの重要性、チームワークの必要性など、それらを花道をはじめとした登場人物に語らせる・気付かせることで、スポーツの喜怒哀楽を全て表現しきった完成系と言える漫画です。

 

2.『あしたのジョー』(完結)

「ひじを左わき下から離さない心構えで……やや内角をねらい、えぐりこむようにして打つべし!」――漫画史にその名を刻んだ、永遠の名作! 東京・浅草のドヤ街に、ふらりと現れた一人の少年。矢吹丈(やぶき・じょう)と名乗るその少年に一方的に叩きのめされたアル中の元ボクサー・丹下段平は、その動きに天性のボクシングセンスを見出し、一流のボクサーに仕立てあげんと奮闘するが……。

ちばてつや氏によるボクシング漫画。高度経済成長期に『巨人の星』とともに少年マガジンの2大看板として、同雑誌の人気を確立したレジェンド作品です。
ザ・昭和なスポ根漫画ですが、文字どおり血を沸騰させるような熱い試合が最大の特徴で、力石をはじめジョーと死闘を繰り広げる好敵手たちの存在が作品を支えています。
と言いつつもやはり主人公ジョーの存在はピカイチで、野性味溢れるワイルドさだけでなく、次第におっちゃんや葉子の声も届かぬ程孤高の存在になっていくジョーの孤独や不安など、メンタル面も描写を厚くすることで、人間味という魅力を感じさせてくれます。
連載当時は作中の人物が死んで実際に葬式が執り行われるなど社会現象にもなりましたが、連載開始から半世紀以上経った今でも読む人の心を熱くする、いつまでも色褪せることの無い名作です。

 

3.『アオアシ』(連載中)

愛媛に暮らす中学三年生・青井葦人(あおいアシト)。粗削りながら、強烈なサッカーの才能を秘めているアシトだったが、まっすぐすぎる性格が災いして、大きな挫折を経験することに―――
そんなアシトの前に、東京にある強豪Jクラブ「東京シティ・エスペリオン」のユースチーム監督・福田達也(ふくだたつや)が現れる。

週間スピリッツで連載中の大人気サッカー漫画。愛媛の中学サッカー部にいた主人公が、偶然の出会いから才能を見出され、東京の強豪ユースチームに引き抜かれるという物語です。
中高の部活でなく、クラブのユースチームが舞台となる珍しいサッカー漫画で、トップ(プロ)に上がれるかどうかの内部競争、Jリーグの下部組織における日本サッカーの育成方針なども垣間見え、これまでのサッカー漫画とは一線を画していることは間違いありません。主人公のポジションにも注目です。

 

4.『BE BLUES!〜青になれ〜』(連載中)

日本人に生まれたら、サッカーをやっているなら…日本代表のユニフォームを手に入れたい!誰だってそうだろ!一条龍は、本気で日本代表になることを夢みているサッカー少年だ。幼なじみの双子・優人と優希といっしょに、まずは全国少年サッカー大会で優勝を目指す!!1対1の躍動感!ゴール前の緊迫感!絶妙の連携プレーを成功させたときの高揚感!サッカーの醍醐味がここにある。本格サッカー大河ロマン堂々開幕!!

幼少期から類い稀な才能を持ち、将来は日本代表を目指していた主人公が味わう突然の挫折と、そこからのカムバックを描いた作品。周囲が絶望してもなお自分の夢を信じ続け、歩みを止めない主人公のひたむきな姿に胸を打たれるサッカー漫画です。
小学校、中学校を経て現在は高校生編ですが、節目節目で壁を乗り越えていくようなストーリー展開が熱く、思わず目頭が熱くなるシーンが多く惹きこまれます。
サッカー描写に関してはゴールシーンの熱量が素晴らしく、サッカーの魅力を伝えるのが上手いなと思います。少年サンデーで絶賛連載中です。

 

5.『タッチ』(完結)

努力という言葉に縁のない兄・上杉達也と、何事にも一生懸命努力する弟・上杉和也。二人は、双子の兄弟。隣の喫茶店「南風」の一人娘・浅倉南とは幼なじみ。三人の「青春」から、目が離せない……!

もはや説明不要のあだち充氏の代表作で、少年サンデーの黄金期を創り上げた漫画でもあります。
双子の上杉兄弟と幼馴染の浅倉南の3人を軸にした、野球漫画でありながらブーム(学園もの、青春もの)を巻き起こしたラブコメ要素も含んだ作品です。
新田をはじめとしたライバルがひしめく地区予選の描写だけでこの熱量・ボリュームは感嘆に値します。
H2』と合わせてあだち充氏の、そして日本の野球漫画の2トップと言っても過言ではありません。

 

6.『H2』(完結)

ライバルであり、親友でもある国見比呂と橘英雄。甲子園をめざす2人の“ヒーロー”に、ひかりと春華の想いが交錯する…。正統派スポーツ&ラブストーリー。

『タッチ』と並ぶあだち充氏の代表作の一つで、数あるあだち充作品の中でも青春要素、野球要素ともに非常にクオリティの高い名作です。
あえて『タッチ』と比較するのであれば、地区予選だけでなく甲子園に入ってからの描写にかなりページを割いているところでしょうか。ヒデオとの決戦を見据えながらも次々登場する全国の猛者と戦い、勝ち進めていく過程は本当に胸が踊ります。
もちろん野田や柳など、脇役も良キャラ揃いです。特に木根が涙する場面は数あるスポーツ漫画の中でも屈指の名シーンだと思います。

 

7.『モンキーターン』(完結)

波多野憲二はちょっとそそっかしいが、負けん気の強い度胸のある17歳。幼いころからの夢であるプロ野球選手になることを断念した憲二の今の夢は、競艇選手になること。そのきっかけは担任教師・筒井の勧めで…!?ボートレーサーを目指し、本栖研修所の試験を受けた憲二。友情と闘争心の中で大きく育っていく若者を描いた、青春スポーツ漫画の傑作!!

競艇というマイナー競技を題材にした作品です。ギャンブルだとか親父たちの趣味という少しネガティブなイメージでこの作品を敬遠している人がいるなら、その認識を改めるためにもまず1巻を読んでみましょう。
競艇選手を目指す若者たちの青春、競艇という競技の奥深さ、勝負の世界で戦う選手たちの厳しさや難しさなど、スポーツ漫画に必要な魅力がたっぷりと詰まっており、30巻だれることなく読み切ってしまうはずです。特にSG戦での猛者との一騎打ちは胸熱の展開です。

 

8.『MAJOR』(完結)

父親のようなプロ野球選手になることを夢見て、日夜トレーニングに励む5歳の野球少年・吾郎!!友達の寿也君とリトルリーグに挑戦!?

主人公茂野吾郎のリトルリーグ時代に始まり、学生野球、プロ、そしてメジャーまでの野球人生全てを描いた作品です。
吾郎の半生を綴った物語と言ってもよく、挫折を繰り返しながらもひたすらに野球を愛し、楽しんでプレイする姿は本当に熱いです。
なお、現在吾郎の息子大吾を主人公とした『MAJOR 2nd』が少年サンデーで連載中です。

 

9.『もういっぽん!』(連載中)

中学最後の大会で結果を残せず、柔道をやめるつもりだった、園田未知。でも、親友の早苗や、最後の対戦相手だった永遠に誘われて、高校でも続けることになり…? 一緒、だから楽しい。わたしたちの青春柔道ライフ、はじまる!

少年チャンピオンで連載中の女子柔道を題材にした漫画です。主人公が第一話から締め落とされたり、決して強くはないけど持ち前の明るさで人を魅了し、部員ゼロの柔道部を盛り上げていきます。
一人一人の個性がしっかり生きているし、画力も皆ゆるくて可愛いのは勿論、組み合いや関節稼働などしっかり柔道を描けていると思います。
未知vs早苗のシーンは感動必至。めちゃくちゃ面白いですがチャンピオン誌では連載順序が毎週後ろから数えた方が早く、打ち切りになってしまうのではないかと不安になります。

 

10.『メダリスト』(連載中)

人生ふたつぶん懸けて、叶えたい夢がある!夢破れた青年・司と、見放された少女・いのり。でも二人には、誰より強いリンクへの執念があった。氷の上で出会った二人がタッグを組んで、フィギュアスケートで世界を目指す!

月刊アフタヌーンで連載開始以降、話題沸騰中のフィギュアスケートを題材にした漫画です。
夢破れたスケーターがコーチとなり、恵まれない環境にいる少女とともに世界を目指すというストーリーで、絵が特別上手いというわけではないけど、フィギュアスケートに込められた情熱がビシビシと伝わってきます。
かと思えばコミカルなシーンとのメリハリもしっかり効いていて、良作揃いのアフタヌーンのラインナップの中でも看板漫画として売れていきそうな作品です。

 

11.『ハイキュー!!』(完結)

おれは飛べる!! バレーボールに魅せられ、中学最初で最後の公式戦に臨んだ日向翔陽。だが、「コート上の王様」と異名を取る天才選手・影山に惨敗してしまう。リベンジを誓い烏野高校バレー部の門を叩く日向だが!?

少年ジャンプで2020年まで連載されていた、宮城県の高校が舞台の人気バレーボール漫画。小柄だが身体能力のあるミドルブロッカーと天才セッターによる誰も止められない速攻を武器に全国大会を目指すという王道ストーリーで、人気・売上ともに2010年代のジャンプを支えた作品です。
主人公コンビだけでなく上級生のサブキャラ一人一人にしっかり焦点を当て、努力と成長を感じられる展開が用意されています。
さらに何と言っても試合展開が熱く、毎試合胸を熱くさせられます。バレーボールを題材にした漫画では他の追随を許さないベスト漫画と言えるでしょう。

 

12.『はじめの一歩』(連載中)

ひたむき少年、幕之内一歩登場!!“強い”ってどんなんだろう!?ボクも強くなりたい!!ドジでいじめられっ子の高校生幕之内一歩。ボクサー、鷹村との出会いは、一歩の拳にひそむダイナマイトパンチを呼び起こした!!プロボクサーへの夢を抱いた一歩は、鴨川ジムの入門テストに挑戦(チャレンジ)するが!?

連載開始は1989年、30年以上も少年マガジンで連載し続けている、知らない人はいないレジェンドボクシング漫画です。
ベストバウトは鷹村VSブライアン・ホークの世界戦。主人公一歩の試合を差し置いて!と思うのですが、ボクシングにかける情熱や師弟の絆、チャンピオンベルトへのこだわりなど、『はじめの一歩』の素晴らしさが全て凝縮された最高の試合だと思います。
もちろん主人公幕之内一歩の試合も名試合揃いです。永遠のライバル宮田くんとの対戦を夢見ながら、強敵を次々と撃破していく姿には胸を打たれます。個人的にはヴォルグ・ザンギエフ戦が至高ですが、ファン同士でベストバウトを語り合うのも含めて、この長期連載作品の良さなんだろうだと思います。

 

13.『GIANT KILLING』(連載中)

達海猛35歳、職業サッカー監督。今季より弱小プロサッカークラブ『ETU イースト・ トウキョウ・ユナイテッド』の監督に就任する。現役時代も監督になってからも、好物は「番狂わせの大物喰い=ジャイアント・キリング」!

週間モーニングで連載中、元日本代表のスターが古巣の弱小クラブに監督として戻ってくるなりJリーグ優勝を目指す、という監督が主人公のサッカー漫画です。
例えて言うなら中田ヒデが湘南ベルマーレの監督になってJ1優勝宣言するみたいな感じでしょうか。監督だけでなく所属クラブの選手一人一人にスポットを当てており、クラブ愛が感じられます。
それだけでなく監督の視点ならではのフィールドを俯瞰するようなシーンが多く、セリフなしでも試合展開が見やすくサッカーの描写がとても上手な漫画だと思います。
またゴール裏でのいざこざや練習場に見学に来たりする姿など、サポーターもこの漫画を語る上では欠かせません。東京と言えど地域に根ざしたクラブを描きたいという作者の意図が感じられます。

 

14.『アイシールド21』(完結)

泥門高校1年・小早川瀬那。気弱な性格が災いし、幼き頃よりパシリ人生を送ってきた。だがそのおかげで(?)ズバ抜けた俊足を持つ瀬那は、悪魔のごとき男・ヒル魔によりアメフト部へと引きずり込まれるが!?

アメリカンフットボールを題材にしたスポーツ漫画。主人公小早川セナが、RB(ランニングバック)として才能を開花させていく展開をはじめ、ヒル魔やモン太など魅力に溢れたチームメイトがずらり。アメフトは専門職の集まりであるということをしっかり体現できていると思います。
神龍寺戦のラストはスポーツ漫画全体でも屈指の激アツ展開ですが、試合展開に負けず胸を熱くさせるのが、登場人物たちの名セリフです。オードリーの若林さんがANNでも語っていますが、特にヒル魔は名言集出せるんじゃないかと言うほど。ぜひセリフにも注目しながら読んでみてください。

 

15.『ダイヤのA』(連載中)

中学全国大会を目標としていた沢村栄純(さわむら・えいじゅん)。最後の大会は自らの暴投で敗退してしまう。仲間とともに高校でリベンジを誓うなか、名門、青道高校野球部からスカウトが来る。見学に訪れた沢村は、いきなりエリート校の洗礼を受けることに! 名キャッチャーの呼び声高い御幸一也(みゆき・かずや)との出会いが沢村の高校野球への情熱を目覚めさせる!!

くせ球を武器に名門校のエースの座、更には甲子園出場を目指す少年の物語です。主力だけでなく、名門校ということもあり非常に多くの控え選手や下級生にもスポットを当てているため、フォア・ザ・チームの精神がよく現れており、感情移入がしやすいのが人気の要因の一つだと思います。
いつもは渋い片岡監督が時たま感情を爆発させるシーンは涙なしには読めません。
ACTⅠは完結していますが、主人公が2年生になってからは『ダイヤのA ACTⅡ』として引き続き少年マガジンで連載されています。

 

16.『弱虫ペダル』(連載中)

ママチャリで激坂を登り、秋葉原通い、往復90km!! アニメにゲーム、ガシャポンフィギュアを愛する高校生・小野田坂道、驚異の激コギ!! ワクワクの本格高校自転車ロードレース巨編!!

少年チャンピオンで連載中、高校生たちによる自転車競技を題材にした大人気スポーツ漫画です。
高校生の部活としてはマイナーもいいところかもしれませんですが、エースを勝たせるために山登りや平地を専門とする引き立て役が存在し、自己犠牲忍耐といった組織での役割を学べる素晴らしいスポーツだなと思います。
それぞれの役割を全うする中にドラマがあり、対戦校も魅力あるライバルばかり。インターハイは涙無しには読めません。

 

17.『さよなら私のクラマー』(完結)

中学時代輝くことなく終わったウイング、周防(すおう)すみれは、ライバルである曽志崎緑(そしざき・みどり)から誘いを受ける。「一緒のチームに行こうよ、一人になんてさせないから」。そんな真摯な言葉に、周防が出した答えは……。たくさんの個性豊かな選手が集まり、今物語の幕が開く!!

四月は君の嘘』でも有名な新川直司氏による女子高校サッカーを題材にした漫画です。
未来のなでしこたちの群像劇的な側面もありながら、濃厚なサッカー理論にも触れていて、なおかつ試合描写は迫力満点という恐ろしいクオリティを誇ります。
月刊少年マガジンでの連載は2021年1月号で終了していますが、女子サッカーのプロリーグWEリーグ創設に伴いコラボされるなど、完結後も注目を集めています。

 

18.『ボールルームヘようこそ』(連載中)

平凡な中学生、富士田多々良は社交ダンスの世界と出会い、徐々にその才能を開花させてゆく!唯一無二のダンススポーツ青春譚!!

「月刊少年マガジン」で連載中。プロダンサーの仙石とクラスメイトのしずく、二人の演技に見せられた気弱な中学生富士田多々良が、競技ダンスの道へと足を踏み入れるというストーリーです。
二人以外にもたくさんの強敵や仲間たちに刺激を受けながら、一心不乱にダンスを楽しみ上手くなっていく過程がとても好感が持てます。
また中学時代はクラスメイトにいじめられていた主人公が徐々に自我を出し、自信を付けていき成長していきます。それをダンスの描写の迫力や躍動感、顔つきで現しており、表現力が高い漫画だなと感じます。

 

19.『シュート!』(完結)

憧れの「背番号10」久保嘉晴(くぼ・よしはる)とプレイするために、新設の掛川高校に入学した田仲俊彦(たなか・としひこ)=トシ。掛西中では活躍していた田仲だが、入院中の久保にも会えず、雑用ばかりやらされる毎日にうんざりしていた。が、マネージャー遠藤一美(えんどう・かずみ)の策略で、2年生と試合するはめに……。

天才久保嘉晴の意思を継ぎ、全国制覇に向かって邁進する掛川高校サッカー部を描く、30代なら知らない人はいないサッカー漫画。
久保を失った悲しみから立ち直り、それぞれが一回り成長しチームとして強くなっていく姿が、未だに人気作品として挙げられる所以だと思います。
田仲俊彦を軸としてストーリーは進んでいきますが、途中主人公を変えながら、第一部から第四部まで展開されています。

 

20.『あさひなぐ』(完結)

二ツ坂高校一年、東島旭(とうじま・あさひ)、15歳。
中学まで美術部だった旭は、「薙刀は高校部活界のアメリカンドリーム!スポーツに縁のなかった人間でも全国にその名を轟かすことができる」といううたい文句に感激し、薙刀部に入部する。

薙刀(なぎなた)という超マイナーな競技を題材にした漫画。都立富士高校がモデルとなっているようですが、都内で薙刀部がある高校は10もないとか。
部活未経験の女の子が高校入学をきっかけに強くなりたい!という思いで薙刀部に入り、周りとともに成長していく過程は共感しやすく、ページをめくる手が止まりません。
部活動は体力だけでなく、精神力も育まれるとはよく言ったもので、最初はなよなよだった主人公が、明らかに中盤から顔つきも断然変わってきます。

 

21.『帯をギュッとね!』(完結)

5人の中学生が、昇段試験で黒帯をとった。粉川巧、同じ北中の杉、南中の斉藤、それに東中の三溝と宮崎だ。かつてのライバル同士が、意外な形で再会したのは、高校の入学式。しかも同じクラス。でも、この浜名湖高校には、柔道部がなかった。そこで彼らは、柔道部を自分たちで創部する。全員一年生の新生・浜名湖高柔道部がスタート!!

マイナー競技を題材に漫画を書かせたら天下一品の河合克敏氏による柔道漫画。
日常の笑えるシーンと、柔道に真面目で熱いシーンの切り替えがしっかりしていてメリハリが効いています。主人公は粉川巧でおいしいところを持っていくのですが、他のチームメイトも魅力たっぷりで物語に厚みを持たせることに成功しています。
上述の『モンキーターン』にも通じますが、青春要素が程よい感じで作品を華やかにさせています。

 

22.『ラストイニング』(完結)

関東某県にある彩珠学院高校野球部は、甲子園初出場で初優勝を果たした過去がある。しかし現在は毎年1、2回戦での敗退続き。元野球部監督の狭山校長は13年前の部員で、現在は悪徳商法で留置所に入っている鳩ケ谷を訪ね、新監督に就くよう依頼するが…。汗と涙ぁ…そんなモンいらねぇ!かつて名門、今は弱小の私立彩珠学院高校野球部にやってきた問題児監督・鳩ケ谷圭輔が、硬直しきった高校球界の常識を変える!!

ビッグコミックスピリッツで連載されていた、頭脳派監督が高校の野球部を率いて甲子園を目指すという、監督を主人公にした珍しい野球漫画です。
監督目線で試合の流れを引き寄せるような采配や、選手の個性を引き立たせるための練習方法に焦点が当てられているのがとても新鮮で面白いです。
試合の流れに重きを置いた頭脳戦・心理戦もさることながら、率いるチームのメンバーそれぞれにも成長していく過程が描かれているのも良いです。

 

23.『フットボールネーション』(連載中)

サッカー雑誌の女性カメラマン・緒形は、ある時、アマチーム「東京クルセイド」の取材を命じられる。そのチームの選手応募要項は「脚のきれいな選手求む!」…ふざけたチームだと、しぶしぶ河川敷に出かけた緒形だったが、そのチームとは別に、ある才能に出会う!河川敷を根城に、草サッカーチームの助っ人をしている“ジョーカー”こと沖千尋だった。

運動科学総合研究所の高岡英夫氏協力の元、インナーマッスルの重要性を説いた科学的サッカー漫画です。
既存の概念を否定しながら進んでいくジャイアントキリング的なストーリーは読んでいてワクワクするし、独特のサッカー理論は読んでいて飽きることがありません。
隔週発行のビッグコミックスペリオールで連載中で、刊行速度の遅さだけが唯一の欠点かなと思います。

 

24.『リアル』(連載中)

バスケを辞めてから何もかも上手くいかなくなった男・野宮朋美。街でナンパした山下夏美をバイクに乗せ事故り、ケガを負わせてしまう。高校も辞めた野宮は、ある日、古ぼけた体育館で車いすの男・戸川清春と出会い1on1のバスケ勝負を挑む。体育館でのバスケ勝負から繋がった野宮と戸川。ひょんなことから西高バスケ部キャプテン高橋と賭けバスケ対決をすることに。結果、賭けに勝ち西高体育館の鍵をゲットする。その高橋がある日、トラックに轢かれてしまい…。

ご存知、『スラムダンク』作者井上雄彦氏による、車椅子バスケットを題材にしたスポーツ漫画。
ジャンルはスポーツ漫画で良いのかな?と思うほど、競技そのものを描くというよりはむしろ障害や難病に向き合う人々や彼らを支える周りの人々の苦悩などが、リアル過ぎるほどシビアに描かれています。
それでいて車椅子バスケットの競技熱を煽り立てる試合描写はさすが『スラムダンク』の作者としか言いようがありません。
野宮と戸川、そして高橋。三者三様の人生がやがて交差し一つの線になっていくのだと思うと胸が躍ります。

 

25.『ONE OUTS』(完結)

“優勝に必要な何かが足りない” その“何か”を捜して、沖縄で自主トレに励む“不運の天才打者”児島弘道。そこで彼は一人の男と出会う。120km/hそこそこの直球だけで、賭野球“ワンナウト”で無敗を誇る男。彼は名乗る。渡久地東亜と…。

知る人ぞ知る玄人好みの野球(ギャンブル?)漫画で、作者は『ライアーゲーム』でお馴染みの甲斐谷忍氏です。
1アウトごとに5000万円1失点ごとに-5000万円という現実では考えられない契約で賭け野球からプロ入りした主人公、渡久地東亜の知略を尽くしたプロ野球界での奮闘を描いています。
悪魔のごとき頭脳で、ある時は相手の心理を逆手にとり、ある時はルールブックの隙間を突き、試合に勝ちまくっていきます。
まさに作者をして「野球版アカギ」と言わしめる、野球漫画だかギャンブル漫画だかよくわからない、でも面白い。そんな漫画です。

 

26.『おおきく振りかぶって』(連載中)

県外の高校に進学した卑屈で弱気なピッチャー・三橋廉(みはし・れん)。見学するだけと訪れたものの強引に入部させられたのは、全員1年生(くせ者揃い)に女監督(コワイ)という創設まもない野球部だった! オレらのエースは暗くて卑屈。勝つために、弱気なエースのために。行け、オレら! 読むとためになり、しかも血沸き肉躍り涙する。絶対に面白い本格高校野球漫画!

月刊アフタヌーンで連載中、女性作家による野球漫画で、そのせいか少女漫画のように感じる心理描写も所々見られます。
何と言っても主人公のうじうじ・なよなよしてる姿には最初イラッとするかもしれませんが、それでも仲間の大切さを感じられ、主人公が日々成長していく姿に爽やかさを感じることが出来る作品です。
もちろん青春要素だけでなく、野球理論も詳細に描かれていたりして読み応えもあります。特にメンタルトレーニングを指導しているシーンなんかは、これまでのスポーツ漫画にはなかったんじゃないでしょうか。
実際に強豪校に取り入れられているようなメンタルケアは学生の部活動でも大事なんですね。

 

27.『最強!都立あおい坂高校野球部』(完結)

都立高校教師・菅原鈴緒は、専用グラウンドもない野球部で甲子園を目指す女性監督。だがその熱血指導が災いして、春休み中の練習試合当日、全10人の部員中6人が退部届を残して逃げ出してしまった。力を落とした鈴緒が対戦相手に謝ろうとしたとき、さっそうと5人の選手が彼女のもとへ走ってくる。それは6年前の夏、甲子園予選敗退に涙する高校3年生の鈴緒に「甲子園へ連れてってやるよ」と誓った少年たちだった…

少年野球時代の恩師との約束を果たすため、6年ぶりに集まった主人公”北大路輝太郎”と仲間たちが、都立という恵まれた環境にない高校で甲子園を目指すというストーリーです。
多少ご都合主義なところもなくはないですが、少年漫画らしく胸を熱くさせるところもしっかり描けているし、サブキャラまでしっかりキャラの描き分けも出来ています。特に右京のくだりはかなり感動します。
作者の田中モトユキ氏はサッカー漫画の『BE BLUES』を始め、スポーツ漫画には定評があります。どれも面白いので是非他作品も読んでみてください。

 

28.『DEAR BOYS』(連載中)

バスケの名門校・天童寺から瑞穂に転校してきた哀川和彦。哀川は廃部寸前だった瑞穂バスケ部への入部を希望した。175cmの身長でダンクを決める哀川の実力と、バスケにかける情熱で活動を再開した男子バスケ部。そして、最初の練習試合の相手が成田中央に決まった。男子バスケ部を活動停止に追い込んだ、元顧問・下條の転任先。因縁の試合に熱くなった藤原が暴走し、チームワークを乱す瑞穂。それを相手に、冷静に得点を重ねる成田中央。因縁の試合は瑞穂不利のまま、後半戦に突入する!!

天才哀川和彦を中心に少数精鋭の瑞穂高校バスケ部が全国制覇を目指すバスケ漫画。序盤はまるで少女漫画かと思うようなタッチの絵ですが、だんだん改善・洗練されてきてバスケ漫画としてとても読みやすくなってきます。
ストーリーも王道ながら、神奈川県内のライバル本牧東や湘南大相模、関東の成田中央や明和大日立、そして王者天童寺高校とライバル校たちがめちゃめちゃ充実しており、捨て試合が一切無いのが特徴と言えるのではないでしょうか。
瑞穂高校を描いたACTⅢまでは完結し、現在は湘南台相模にスポットを当てたACTⅣが月刊少年マガジンで連載中です。ACTⅠの連載開始から30年以上、バスケットボール漫画としては連載期間最長を誇る漫画です。

 

29.『あひるの空』(連載中)

車谷 空、15歳。身長は149cmと低めだけど、バスケが大好き! 入学したばかりの高校でもバスケ部に入部しようと張り切るものの、そこにいたのは学校をしきる凶悪な双子とその仲間達!? こんな部で、空はバスケを続けることができるのか? そして、小柄な空が魅せる大きな翼とは!?

昭和世代のバイブルが『スラムダンク』なら、平成生まれのバスケ部にとってのバイブルは『あひるの空』。150cmの3Pシューター、車谷空が廃部寸前の九頭龍高校バスケ部でインターハイ出場を目指す物語です。
『スラムダンク』よりも高校バスケの実態に近い、リアルな描き方をしていて(それでもチート要素があるのは否めないけれど)、熱く燃えがるというよりは静かに炎をたぎらせるような展開が特徴です。読むといつも自分の中高時代を思い出して、気づけば手に汗をかいてます。
少年マガジンで大人気も休載中、完結しそうでしない漫画の一つです。

 

30.『ピンポン』(完結)

月本(通称・スマイル)と星野(通称・ペコ)とは幼馴染み。小学生時代に駅前の卓球場タムラでラケットを握っていた頃からの仲だ。天才肌の星野はいつも好き勝手やり放題。今日も部活をさぼっていた。先輩たちに「星野を部活に連れてこい」と命令される月本だったが・・・

卓球を題材にした松本大洋の漫画。ペコとスマイル、わずか5巻の中にそれぞれの才能と努力に対する姿勢だったり、挫折や苦悩と行った内面にも触れられていて、とても密度の濃い作品に仕上がっています。

 

31.『BREAK BACK』(連載中)

ケガで挫折し、1億円の借金を背負ってしまった元世界ランキング7位の女子テニスプロ・上條紗季!! 無名の高校を率いて高校テニス界で暴れまくる!!

序盤の設定は後に紹介する浦沢直樹氏のテニス漫画『Happy!』と若干似てはいるものの、元プロ選手が主人公となり、素人やブランクのある経験者に対してコーチングをするというところが新鮮です。
次第に自身の経験と知識に裏付けされた理論を展開していくところからどんどん面白くなっていき、クセのある生徒たちが次第に成長していく過程がリアルで面白い作品です。

 

32.『I’ll』(完結)

高校入学目前に、ある中学校で行われた3年生最後の出場となるバスケの試合。そこで二人は出会う…。バスケ一家で育った“エリート”の柊仁成と、天性の跳躍力を持つ立花茜。だが二人に共通した思いは、高校ではもうバスケはやらないということだった…。が…。

バスケ漫画といえば舞台となるのは神奈川県というのがもう半分お約束みたいなものです。
二宮北中出身・国府津高校1年生の立花茜を主人公としたバスケ漫画で、実在する湘南の地名が数多く登場します。
他のバスケ漫画と比べ練習や試合の描写がそこまで多くなく、バスケ以外のストーリーにページを割いているのが特徴です。
湘南の情景を背景に、主人公をはじめとしたバスケ部員たちの群像劇的な側面もあり、ノスタルジックな気持ちになる珍しいバスケ漫画と言えます。

 

33.『女子柔道部物語』(連載中)

『柔道部物語』から25年、小林まことが再び“本格柔道漫画”を描く! 原作はアトランタオリンピック女子柔道61kg級で、日本女子柔道界に初めての金メダルをもたらした恵本裕子!! 雪の旭川を舞台に世界の頂点を目指す白帯の女子高生が世界の頂点を目指す!

雑誌「イブニング」で連載中の、『柔道部物語』の作者小林まこと先生による女子柔道を描いた漫画です。
原作はアトランタ五輪で日本女子柔道界に初めての金メダルをもたらした恵本裕子さん。作者も題材も非の打ち所がなく、面白くないわけがない!と言わんばかりのクオリティです。
『柔道部物語』と同様最初は絵柄の好みがわかれるかもしれませんが、主人公が壁を乗り越え強くなっていく様はワクワクしますし、脇を固める人物も良キャラ揃い。読んでいてスカッとするような気持ちになる漫画です。

 

34.『ベイビーステップ』(完結)

マジメ少年+美少女×テニス=熱血スポコン!? ――成績はずっとオールA! 几帳面でマジメな“エーちゃん”が、ちょっぴりいい加減!? でも、テニスに懸ける情熱だけはマジメな美少女“ナツ”と出会ったことで、テニスの魅力に取りつかれて人生激変!? 快感、そして悶絶のらせん……。数式じゃ表せない、衝撃的な人生の化学変化が始まった!!

真面目で優等生、熱血スポ根とは無縁の主人公が、ひょんなことからテニスの面白さに気づき、テニスプレイヤーとして成長していくという物語です。
序盤はテニプリの乾ばりに優等生っぽくデータを積み上げて相手を攻略していくんですが、次第に根性論ありきの熱い展開もでてきて、スポーツマンらしく成長していくのが面白いです。
と言ってもスポ根全開!というわけでもないですし、程よく青春要素も入り混じったこれぞ少年マガジンとでもいうべき爽やかなスポーツ漫画です。

 

35.『Odds』(完結)

高校最後の夏。「ツール・ド・沖縄」ジュニア国際120キロロードレースで、最後の追い上げもむなしく、またもライバル・藤沢に敗れた麟太郎。世界最高峰の自転車ロードレース「ツール・ド・フランス」を目指す2人は、レース後に互いの夢を語り合っていたが、そのとき突然、麟太郎の家族が交通事故に遭ったとの急報が届く。一瞬にして母妹を亡くし、植物状態の父を養う運命を負った麟太郎は、金を稼ぐためにロードから競輪への転向を決意して…

Odds(オッズ)とは可能性である-。将来有望なロードレーサーが家庭の事情で金を稼ぐために競輪選手を目指すというストーリーの競輪漫画です。
同じ自転車競技という知識しかありませんでしたが、そもそも長距離を走るロードレースと短距離を走る競輪とは全く異なる能力が必要になることなど、上に紹介した『モンキーターン』と同じく競輪という公営ギャンブルの面白さをたっぷり紹介しつつ、熱い想いを持って競技に取り組む選手たちを描いた作品です。
なお『Odds』はその後『Odds GP!』『Odds VS!』とタイトルを変え現在も連載中です。

 

36.『テニスの王子様』(完結)

テニスの名門校・青春学園中等部に入学してきた越前リョーマ。アメリカJr.大会4連続優勝の経歴を持ち、天才少年と呼ばれるリョーマだったが、青学テニス部には、1年生は夏まで大会に出られない規則があり…!?

『テニプリ』の愛称で親しまれる、少年ジャンプが誇るテニス漫画です。天才越前リョーマが、名門青春学園テニス部で団体戦全国制覇を目指すという王道のストーリー。
後半は流血したり気絶したり常人離れした技が繰り広げられたり、本当にテニス漫画なのか?と思うことが多いですが、それでも読み進めてしまうのはなぜでしょうか。個人的には氷帝戦の展開はとても熱くて好みです。
またアニメやゲーム、果てはミュージカルまで様々なメディアに展開されており、女性からの人気も集めているという点も特徴です。なお原作は『新テニスの王子様』と改題してジャンプ・スクエアにて連載中です。

 

37.『ひゃくえむ』(完結)

俺はトガシ。生まれつき足が速かった。だから、100m走は全国1位だった。「友達」も「居場所」も、“それ”で手に入れた。しかし小6の秋、初めて敗北の恐怖を知った。そして同時に味わった。本気の高揚と昂奮を──。100mの全力疾走。時間にすれば十数秒。だがそこには、人生全てを懸けるだけの“熱”があった。

講談社のウェブコミック配信サイト『マガジンポケット』にて連載されていた、タイトルの通り陸上短距離100m走を題材にした漫画です。
100m走の持つ魅力に取り憑かれたランナーたちの、内に秘めた強い想い(ともすれば狂気)を、凄まじいほどストレートに表現しています。これまでのスポーツ漫画とは一線を画す異色の存在であり、好き嫌いは別れるかもしれませんがハマる人はどハマりすることでしょう。
一度読み始めたらやめられない悪魔的な魅力がある作品です。同じ作者による『チ。―地球の運動について―』はマンガ大賞2021で2位にノミネートされました。是非こちらも読んでみてください。

 

38.『クロスゲーム』(完結)

幼なじみは四姉妹!? スポーツ用品店の息子・樹多村光と、バッティングセンター&喫茶店「クローバー」の娘たちが繰り広げる、爽やかで少しせつない青春野球ストーリー!!

『タッチ』『H2』に続くあだち充氏の野球漫画といえば『クロスゲーム』だと思います。今の20代はここからあだち充氏を知った人もいるかもしれません。
主人公の樹多村光と、お隣の月島四姉妹を通して描いた青春野球漫画で、『タッチ』『H2』を読んできたファンからすると少し試合展開に物足りなさを感じるかもしれませんが、それでも似たような題材でこれだけ面白く描けるのはさすがの一言です。
個人的には主人公とヒロインの関係性が他作品とは少し違うのがポイントであり、この作品の良さであると思います。

 

39.『ブルーロック』(連載中)

2018年、W杯、日本代表ベスト16敗退…。これを受け日本フットボール連合は、W杯優勝のため、300人の高校生を集めた育成寮“青い監獄(ブルーロック)”を設立。コーチを務める男・絵心甚八は、日本に必要なのは「エゴイズムにあふれるストライカーだ」と断言。無名のFW・潔 世一たちは、己をエゴイストに変える蹴落とし合いの選別に挑む!/p>

エゴイストなストライカーを育成すべく集められた才能ある若者たちが、ブルーロックと呼ばれる施設で切磋琢磨するサバイバルレースです。
大久保嘉人選手もどはまりしたと言われるほどFWの育成に特化したストーリーとなっており、連載中の少年マガジンで話題を集めています。
最初の設定は好き嫌いが別れるところかもしれませんが、魅力あるライバルたちと迫力ある絵柄で尻上がりに面白くなってきますし、才能のぶつかり合いの中で主人公がどう成長していくのか?どはまりしてしまうことは間違いありません。

 

40.『ドラフトキング』(連載中)

全てのプロ野球選手が通るプロ野球の入り口、ドラフト。その陰には、高校野球、大学野球、社会人野球、独立リーグ…全ての野球選手の中から隠れた才能を見出し、プロへと送り込むスカウトマン達の活躍がある!! 並外れた眼力を持つスカウトマン郷原が見出した選手とは…!? その年のNo.1選手、ドラフトキングの獲得を目指すプロ野球スカウト譚開幕!!

グランドジャンプにて連載中、プロ野球の球団に所属するスカウトマンを主人公とした作品です。
一般人が華やかな表舞台しか知りえないドラフトの裏側の部分や、スカウトマンがどのように有望選手を発掘し指名まで至っているかの過程を知ることが出来る、今まで無かった野球漫画と言えます。
スカウトとしての目の付け所もさることながら、選手の成長や自己管理、メンタル面のケアまで、スカウトマンの業務範囲?の広さに驚かされます。
野球経験者はもちろん、素人でも十分楽しめる漫画となっています。

 

41.『灼熱カバディ』(連載中)

カバディはネタじゃない…熱いスポーツだ!スポーツ嫌いの元サッカー有名選手・宵越竜哉(高1)のもとに、ある日『カバディ部』が勧誘に!「カバディなんてネタだろ(笑)」と内心バカにしつつ練習を見に行くと、そこではまるで格闘技のような激しい競技が行われていて……!!!

「ダサい」「意味が分からない」などと揶揄されがちのマイナースポーツであるカバディを題材にした珍しいスポーツ漫画。奇をてらった作品なのではないかという先入観は読み始めるとすぐに消え去りますのでご安心を。
カバディに対する情熱とともにチームスポーツの重要性を知っていく個性あふれるキャラクターや、カバディのルールを適切なタイミングで解説しながら進むストーリーなど、魅力たっぷりの作品です。
作中の試合描写が人間離れしていると思った方は、YouTubeでインド代表の試合をご覧ください。決して過剰描写ではないことが分かると思います。

 

42.『ファンタジスタ』(完結)

都立水元高校サッカー部は、坂本琴音という女性監督率いる弱小チーム。彼らの今日の対戦相手は、強豪・帝東高校だ。スター選手ぞろいの帝東高校相手に善戦する水本高校だが、先制点を入れられた途端、集中力を失ってしまう。そこへ、遅れてやって来た坂本轍平が加わり、瞬く間に同点ゴールを決めた!!

田舎のサッカー少年が都会の高校に進学し、高いレベルで自らの”ファンタジスタ“としての才能を開花させていく、というストーリーのサッカー漫画です。
独創性のあるプレーを行う10番は現実のプロサッカーでもそうそう見る機会は多くないかと思いますが、漫画を読んでいるだけでファンタジスタたちの一挙手一投足にワクワクしてしまうような魅力ある作品です。
主人公たちが2014年FIFAW杯出場を目指す続編『ファンタジスタ ステラ』もおすすめです。この作品ではあの本田圭佑選手が重要な役割で登場しますので、是非合わせて読んでみてください。

 

43.『ANGEL VOICE』(完結)

ケンカだったらレアル相手でも楽勝!! 腕に覚えのある“ワル”が集まり、“県内最強軍団”と皮肉られる市立蘭山高校サッカー部。その奇跡の物語が始まる。熱き心を取り戻せ!! 本格高校サッカー巨編!!

不良だらけのサッカー部が熱い監督と共に厚生していくという、サッカー版ルーキーズのような設定の漫画です。
ルーキーズに負けず劣らず、熱い展開だけでなく悲しかったり切なかったりするシーンもあり、特に後半〜ラストに畳み掛けるように涙腺ぶっ壊しにきます。全40冊と長いですが、読んでよかったと思えること間違いなしの名作です。

 

44.『MIX』(連載中)

舞台は明青学園。同年同月同日に生まれた同い年の兄弟とひとつ違いの妹。上杉兄弟の伝説から26年、運命の兄弟は今再び明青学園の扉を開く。そして、物語は始まる―――

月刊誌「ゲッサン」で連載中、『タッチ』の舞台となった明青学園の30年後を描いた作品です。
『タッチ』の続編というわけではなく、あくまで別の物語という位置付けで、新たな主人公立花兄弟が古豪復活を目指し明青学園野球部へ入部するところから物語は始まります。
『タッチ』連載終了から30年以上経っており、続編ではないと言われても、やはり当時の登場人物が出てくるとワクワクしてしまいます。
一方で今作の主人公立花兄弟も、上杉兄弟に負けず劣らずの魅力があり、また設定も凝ったりしていて、期待を裏切らない面白さとなっています。

 

45.『switch』(完結)

優秀な兄・陸玖と比べられる毎日にウンザリな雷夢…しかし勇気を出して、バスケを始めることを決意する!!!いきなりの球技大会、立ちはだかるはクセが強い好敵手たち、ムカつく先生、そして陸玖…初心者の雷夢に勝機はあるのか――!?

週刊少年サンデーで2021年5月まで連載されたいたバスケ漫画で、双子の兄に憧れバスケを始めたある弟の物語です。
作者は『黒子のバスケ』や『ハイキュー!! 』のアシスタント経験があるらしく、しかも体育館のシーンをよく任されていたそうで、描写にはさすがの安定感があります。
また背景描写だけでなく、若干アメコミ要素を感じられるキャラデザもGOOD。ストーリーは王道展開で、短いながらもよくまとまった作品と言えます。

 

46.『バトルスタディーズ』(連載中)

「強育」は愛、栄光への通過儀礼。生きる術は全て「PL野球部」で学んだ。18人で天下を獲ろう。俺たちの前に、道はできる。元PL球児が描く超リアル高校野球漫画!

特待生として鳴り物入りで全寮制のDL学園へ入学した狩野笑太郎を待っていたのは、厳しい上下関係、野球部の規則、そして体罰。。。
もちろんモデルとなったのはあのPL学園で、作者はPL学園野球部出身でかつ2003年夏の甲子園に出場しているらしいです。(しかもスタメン、、、恐るべし)
3年生には1人1人に下級生の”付き人“がついたり、お菓子やジュースは基本禁止、1年は女子生徒と喋んな、水飲むな、、、野球部独自のルールがとにかくエグいです。
PLの野球部ももう無いし、今では考えられないけど当時を知る人からの暴露本の側面もあるのでしょうか。巻末にはPL出身のプロ野球選手と作者との対談コーナーもあって、これがまた面白いです。

 

47.『一瞬の風になれ』(完結)

「連、俺と勝負しよう」夢をうしなった元サッカー少年・神谷新二(かみや・しんじ)。練習嫌いの天才スプリンター・一ノ瀬連(いちのせ・れん)。ふたりの少年が共に走りはじめたとき、灼けつくような青春ドラマが幕を開ける!! 2007年本屋大賞(第1位)を受賞した大人気小説『一瞬の風になれ』を『DAYS』の安田剛士が入魂の漫画化!! 陸上に青春をかける少年たちの熱く清々しい物語!!

原作は100m×4リレーを題材にした佐藤多佳子氏の同名小説、本屋大賞も受賞した超名作ですが(下記本屋大賞まとめ記事でも紹介しています!)、それをサッカー漫画『DAYS』の作者安田剛士氏がコミカライズした作品です。
原作小説を細部までとても丁寧に再現しながら、登場人物のビジュアルも安定の作画クオリティでイメージを壊しません。原作へのリスペクトが感じられて嬉しくなります。
小説を読んだ人はもちろん、読んでない人にもおすすめできる、爽やか陸上漫画です。

 

48.『キャプテン翼』(完結)

サッカーボールを友達に育った少年、大空翼は小学6年生。南葛小に転校してきた翼は、修哲小の天才GK・若林源三と出会う。翼は若林に勝負を挑むが、決着は両校の対抗戦でつける事に!!

日本サッカーの歴史を語る上ではこの漫画の存在が欠かせない!と言っても過言ではないほど、日本におけるサッカーブームの火付け役となり、普及に多大な貢献をした漫画です。
人気だけでなく、中田英寿さんはこの漫画を読んでサッカーを始めたということで、実際のプロサッカー選手たちにも大きな影響を与えているようです。
個人的には初期の南葛SC時代が一番面白いのでは?と感じるほど、初期は味方もライバルも魅力的なキャラが揃っています。
シリーズ続編も『ワールドユース編』や『ROAD TO 2002』など名作ぞろいですが分量が多いので、すべて読むなら相応の覚悟が必要です。

 

49.『Happy!』(完結)

兄の残した借金を返済するために、プロのテニスプレイヤーの道を選んだ、いたいけなヒロイン・海野幸!!果たして、彼女に幸せは訪れるか!?

鬼才浦沢直樹氏によるスポーツ漫画です。浦沢直樹と言えば『MONSTER』や『20世紀少年』などサスペンス要素のある作品が有名ですが、彼の手にかかればスポーツ漫画もお手のものです。
後ほど紹介する『YAWARA』と同様、女の子が主役のスポーツ漫画ですが、そのヒロイン像は真逆。兄の借金をテニスの賞金で返済しようとする海野幸が、竜ヶ崎蝶子を初め様々な人々の妨害やバッシングを受けながらも奮闘していくという物語です。

 

50.『黒子のバスケ』(完結)

火神大我が入学先の誠凛高校バスケ部で出会ったのは、黒子テツヤという超地味な少年。存在感も無さ過ぎる黒子に幻滅する火神だったが、実は彼は「キセキの世代」と言われた伝説の最強チームのメンバーで…!?

週刊少年ジャンプで連載されていた、中学バスケ界で無敗を誇った「キセキの世代」と呼ばれるスタープレイヤーたちに焦点を当てたバスケ漫画。NBAもびっくりの超人的なプレーの数々は、途中から何を読んでいるのか分からなくなるほどです。
ジャンプ漫画で、かつ女性から圧倒的な人気を誇る点で『テニスの王子様』との類似点を指摘されることが多いですが、人間離れしたプレーの数々も似ているなと思わされます。

 

51.『YAWARA!』(完結)

祖父・滋悟郎の指導を受けた柔道の天才少女・猪熊柔がオリンピックの金メダルと国民栄誉賞、そして日本スポーツ界のスーパースターになることを目指す!?

『happy!』に続き浦沢直樹による柔道漫画。普通の女の子でありたいと思いつつ、やがて自らの才能に気づいていき、アトランタ五輪への出場を目指していく猪熊柔の物語です。
才能にも人気にも恵まれ、ザ・ヒロインという感じの柔ですが、別格の強さでライバルたちに一本勝ちしまくる姿は爽快そのものです。

 

52.『神様のバレー』(連載中)

アナリスト…それは、相手チームを分析し、ベンチ外から監督に作戦を指示する“チームの黒幕”。阿月総一は実業団バレーボールチーム<日村化成ガンマンズ>のアナリスト。とあることを条件に、全日本男子バレーボール監督の座を約束される。それは、万年地区予選1回戦敗退の私立中学校男子バレー部に全国制覇させることだった!

実業団の凄腕アナリストがひょんなことから、弱小中学バレー部の監督になるお話です。
最近では現実のバレーボールの試合でも監督がタブレットを持っている姿をよく見かけますが、ただ分析するだけでなく相手の弱点や癖を付いて勝利していく様はお見事!と言いたくなる。
熱血系のスポ根漫画ももちろん良いですが、本作や『ラストイニング』といったような、監督が主人公で戦略重視のスポーツ漫画も面白いなと思います。

 

53.『DAYS』(完結)

少年たちは全力で、笑い、泣き、走る!! 心をジンジン刺激する! 激熱サッカー漫画!! ――何のとりえもない、特技もない。けれど人知れず、熱い心を秘めた少年・柄本(つかもと)つくし。孤独なサッカーの天才・風間陣(かざま・じん)。嵐の夜、交わるはずのないふたりが出会ったとき、高校サッカーに旋風を巻き起こす、灼熱、感動、奇跡の物語が幕を開ける!!

週刊少年マガジンで2021年1月まで連載されていたサッカー漫画で、サッカー初心者の主人公柄本つくしが、サッカー名門校に入部し全国制覇を目指すというストーリーです。
やや設定に無理があるか?と思うかもしれませんが、それを吹き飛ばしてしまうくらい魅力あるキャラクターと試合展開です。個人的ベスト試合は梁山戦でしょうか。また名言や感動させる展開も多いのが特徴で、サブキャラたちの心の叫びは来るぞと分かっていても泣いてしまいます。

 

54.『ドカベン』(完結)

野球漫画を語る上では欠かせないレジェンド的存在の作品です。主人公の山田太郎はもちろん、岩鬼や殿馬、里中や微笑といった明訓メンバーは個性豊かで魅力たっぷりで、またそれ以外にも不知火や義経など、ライバル校の選手たち一人一人にも特徴を持たせ、描き分けているのが見事です。
初期の中学時代は柔道漫画だったことは実はあまり知られていないのですが、コミックス1巻の表紙を見るとみんな揃って柔道着を着ているので納得いただけるでしょうか。
野球を始めるまでの数巻だけ辛抱すれば、明訓高校に進学してくれます。そのあとは息つく間もなく読み切れてしまうはずです。
48巻で完結しますが、「プロ野球編」「スーパースターズ編」など多くの続編があるので、読み応えはものすごいです。

 

55.『少女ファイト』(連載中)

「あの日から、友達は作らないって決めたんだから」大石練(おおいしねり)・15歳。バレーボールの名門・白雲山(はくうんざん)学園中等部に在籍。練はずっと自分を抑え続けていた。小学校時代に全国大会で準優勝したチームのキャプテンであったほどの実力を隠しながら。集団スポーツの中で、自分を殺さなければいけない理由は――。それでもバレーを辞められない想いとは――!! バレーボール群像劇スタート!

才能がありながらも周りとの軋轢で自分を出せない女子が、仲間を得て春高バレーを目指す物語です。
絵柄は独特かつ画力としてはいまいちかなと思う場面もありますが、バレーをプレーしている最中の動きはうまく描けている気がします。
バレーだけでなく、少女たちの心の揺れ動きがよく表現されていて、応援したくなる気持ちにさせる漫画です。
雑誌「イブニング」で連載中です。

 

終わりに

ここで紹介したスポーツ漫画は、心から読んでよかったと思えるものばかりです。

今後もおすすめを随時追加・更新していきます。

 

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