マンガ大賞を徹底特集!過去の大賞受賞作品やノミネート作品からおすすめ漫画を厳選紹介!

2021.3.16(火)、マンガ大賞2021が発表されました!

この記事では、2008年から始まったマンガ大賞にフォーカスを当て、おすすめ作品を紹介しています。

大賞受賞作品は数々のメディアで注目されることで有名ですが、ノミネート作品からもアニメ化や書店で特集を組まれたりと大ヒットとなる作品が多数存在します。

今回は過去の大賞受賞作品一覧の紹介だけでなく、大賞とノミネート作品からそれぞれ個人的におすすめする漫画をピックアップして紹介します。

それぞれの作品に関連した記事へのリンクも貼っておりますので、合わせて参考にしてみてください。

 

そもそもマンガ大賞とは

マンガ大賞(まんがたいしょう、英題:Cartoon grand prize)は、マンガ大賞実行委員会によって主催される漫画賞である。友達に勧めたくなる漫画を選ぶことをコンセプトにしている。発起人はニッポン放送アナウンサーの吉田尚記。2008年3月末に第1回マンガ大賞が発表された。

そもそもマンガ大賞とは、2008年にできた有志によるマンガ賞です。ニッポン放送アナウンサーの吉田尚記氏を中心とした運営組織マンガ大賞実行委員会が、書店員等を含む一般人に声をかけ選考委員を選出。彼らが面白い、人に勧めたいと思うマンガを選ぶという特徴があります。

マンガ大賞の選考対象は、「前年の1月1日から12月31日に出版された単行本の内、最大巻数が8巻までの作品」という制限があります。なお2018年より選考対象には電子書籍(最大巻数が8巻相当までの作品)も含まれます。

詳細はマンガ大賞HPもご覧ください。

 

過去のマンガ大賞受賞作品まとめ

2008年から始まったマンガ大賞、これまでに13作品が大賞を受賞しています。以下は大賞受賞作品一覧です。

 

マンガ大賞受賞作品一覧

2008年『』(石塚真一)
2009年『ちはやふる』(末次由紀)
2010年『テルマエ・ロマエ』(ヤマザキマリ)
2011年『3月のライオン』(羽海野チカ)
2012年『銀の匙 Silver Spoon』(荒川弘)
2013年『海街diary』(吉田秋生)
2014年『乙嫁語り』(森薫)
2015年『かくかくしかじか』(東村アキコ)
2016年『ゴールデンカムイ』(野田サトル)
2017年『響~小説家になる方法~』(柳本光晴)
2018年『BEASTARS』(板垣巴留)
2019年『彼方のアストラ』(篠原健太)
2020年『ブルーピリオド』(山口つばさ)
2021年『葬送のフリーレン』(山田鐘人,アベツカサ)←new!!

 

マンガ大賞受賞作品からおすすめ5作品を勝手に選んでみた

マンガ大賞を受賞する作品はどれも素晴らしいものばかりですが、ここではその中でも特に面白い!と思える作品をランキング形式で紹介します。あくまで独断と偏見で選んだランキングとなっておりますことをご了承ください。

 

1.『3月のライオン』(羽海野チカ)

その少年は、幼い頃すべてを失った。夢も家族も居場所も──。この物語は、そんな少年がすべてを取り戻すストーリー。その少年の職業は──やさしさ溢れるラブストーリー。

中学生で将棋のプロ棋士になった少年と、ご近所に住む三姉妹を中心にした心温まる物語。
孤独な少年が支えとなる人たちと出会い、建設的な人付き合いを通して成長していく。
将棋が題材にはなっているが、メインは棋士たちが勝負の世界で戦う心理描写や、周辺人物との交流といった部分なので、将棋を知らなくても問題なし。
とは言いつつ巻末にある将棋コラムや、作中でもタイトル戦など迫力ある対局シーンが随所にあり、もちろん将棋ファンにも楽しめる作品となっている。

 

2.『ゴールデンカムイ』(野田サトル)

明治時代末期、日露戦争終結直後の北海道周辺を舞台とした、莫大な埋蔵金をめぐる生存競争サバイバル。

明治時代の北海道を舞台に、日露戦争の生き残りである元軍人が、隠された金塊を求めて旅をする物語。
金塊を探すサバイバル漫画かと思いきや、当時の時代背景やアイヌの風習・食文化が要素として散りばめられた、歴史漫画やグルメ漫画と行った側面も併せ持つ。
主人公を含めて登場人物のサイコっぷりにも注目で、戦闘シーンやシリアスシーンの合間に挟まる狂人的な発言や、白石いじりなどのコミカルな部分まで中身が濃く、完成度の高い作品。

 

3.『ブルーピリオド』(山口つばさ)

成績優秀かつスクールカースト上位の充実した毎日を送りつつ、どこか空虚な焦燥感を感じて生きる高校生・矢口八虎(やぐち やとら)は、ある日、一枚の絵に心奪われる。その衝撃は八虎を駆り立て、美しくも厳しい美術の世界へ身を投じていく。美術のノウハウうんちく満載、美大を目指して青春を燃やすスポ根受験物語、八虎と仲間たちは「好きなこと」を支えに未来を目指す!

漫画大賞2020を受賞し、数々のメディアで取り上げられるなど、乗りに乗っている作品。
高校生たちの芸大受験というマイナーなテーマを扱っているが、内容は受験生の努力や友情、成長が描かれていて実に王道要素満載。
また実在の画家によって描かれた絵が作中に使われており、その作品を生かす迫力ある構成やコマ割りも魅力。

 

4.『ちはやふる』(末次由紀)

まだ“情熱”って言葉さえ知らない、小学校6年生の千早。そんな彼女が出会ったのは、福井からやってきた転校生・新。大人しくて無口な新だったが、彼には意外な特技があった。それは、小倉百人一首競技かるた。千早は、誰よりも速く誰よりも夢中に札を払う新の姿に衝撃を受ける。しかし、そんな新を釘付けにしたのは千早のずば抜けた「才能」だった……。まぶしいほどに一途な思いが交差する青春ストーリー、いよいよ開幕!!

かるたにはまった女子高生がかるた部の仲間たちと織りなす青春物語。かるたを題材にした少女漫画だが、頭脳だけでなく体力も必要とされるスポーツ競技であり、少年スポーツ漫画と思って読んだ方が良い。
主人公以外のキャラも個性豊かで、才能の有無に関わらずかるたに向き合う個々の気持ちにしっかりスポットを当てているところに好感が持てる。太一や肉まんくんといったサブキャラにもドラマがある。

 

5.『かくかくしかじか』(東村アキコ)

自分は絵がうまい。本気でうぬぼれていた林明子(高3)は竹刀を持った絵画教師・日高先生に罵られ…!? 少女まんが家を夢みたあの頃を描くドラマチック・メモリーズ!

絵がうまいと自惚れていた女子高生が、絵画教室に通い美大を目指す、著者の自伝的漫画
著者が漫画家になるまでを赤裸々に描きつつ、人との出会いの大切さを解く笑いあり涙ありの作品。
この作者は本当に自分を”魅せる”のがうまい。あと恩師である日高先生が本当に良いキャラをしている。

 

マンガ大賞ノミネート作品からおすすめ10作品を勝手に選んでみた

1.『波よ聞いてくれ』(沙村広明)

舞台は北海道サッポロ。主人公の鼓田ミナレは酒場で知り合ったラジオ局員にグチまじりに失恋トークを披露する。すると翌日、録音されていたトークがラジオの生放送で流されてしまった。激高したミナレはラジオ局に突撃するも、ディレクターの口車に乗せられアドリブで自身の恋愛観を叫ぶハメに。この縁でラジオ業界から勧誘されるミナレを中心に、個性あふれる面々の人生が激しく動き出す。まさに、波よ聞いてくれ、なのだ!

マンガ大賞ノミネート歴

●2016年:6位
●2017年:5位
●2020年:4位

『無限の住人』で有名な沙村広明による、ラジオ業界を題材にした作品。
繰り広げる会話のテンポや台詞回しはとてもスピーディーで、随所に散りばめられたギャグも非常にセンスフル。主人公のミナレを筆頭に皆キャラもトガりまくり。文字数は多いけどそれがこの漫画の良さであり、気にせず読み続けられること間違いなし。
ただいかんせん尖り過ぎているので確実に好き嫌いは別れると思う、ラジオリスナーにはたまらない作品。

 

2.『ダンジョン飯』(九井諒子)

ダンジョンの奥深くでドラゴンに襲われ、金と食料を失ってしまった冒険者・ライオス一行。再びダンジョンに挑もうにも、このまま行けば、途中で飢え死にしてしまう……。そこでライオスは決意する「そうだ、モンスターを食べよう!」スライム、バジリスク、ミミック、そしてドラゴン!! 襲い来る凶暴なモンスターを食べながら、ダンジョンの踏破を目指せ! 冒険者よ!!

マンガ大賞ノミネート歴

●2016年:2位
●2017年:3位
●2018年:4位
●2019年:11位

2016年~2019年、過去4回(しかも4年連続)でのノミネートはいずれも最多記録。これ以外にも各種賞にノミネートされまくっている人気作。
RPGに出てきそうなダンジョンに潜入する冒険者たちが、道中で魔物を調理し食すという、その名の通りダンジョン飯をテーマにした作品。
ドラゴンやスライムといった魔物に合った退治の仕方、調理法にフォーカスするというコンセプトが独特で面白いし、物語が進むに連れ”ダンジョン攻略”に重きが置かれるようになり、リアリティが追求されているのも良い。

 

3.『とんがり帽子のアトリエ』(白浜鴎)

小さな村の少女・ココは、昔から魔法使いにあこがれを抱いていた。だが、生まれた時から魔法を使えない人は魔法使いになれないし、魔法をかける瞬間を見てはならない……。そのため、魔法使いになる夢は諦めていた。だが、ある日、村を訪れた魔法使い・キーフリーが魔法を使うところを見てしまい……。これは少女に訪れた、絶望と希望の物語。

マンガ大賞ノミネート歴

●2018年:7位

魔法使いに憧れていた少女がひょんなことから魔法の世界に足を踏み入れることになる、ファンタジー漫画。
まるで絵画から抜き出してきたような綺麗な背景。人物描写もうまく、作画だけでも一見の価値あり。
もちろんストーリーも良く練られており、主人公をめぐる事件や、一歩ずつ成長していく過程が丁寧に描かれている。

 

4.『宇宙兄弟』(小山宙哉)

2025年。兄は、もう一度だけ自分を信じた。筑波経由火星行きの物語がはじまる! 本格兄弟宇宙漫画発進! 幼少時代、星空を眺めながら約束を交わした兄・六太と弟・日々人。2025年、弟は約束どおり宇宙飛行士となり、月面の第1次長期滞在クルーの一員となっていた。一方、会社をクビになり、無職の兄・六太。弟からの1通のメールで、兄は再び宇宙を目指しはじめる!

マンガ大賞ノミネート歴

●2009年:2位
●2010年:2位

今より少し先の未来で、兄弟で宇宙飛行士を目指す物語。宇宙事業に携わる人々に悪い奴なんているわけがない!とばかりに出てくる登場人物はことごとくナイスガイ。
また表情や立ち振る舞いなど、セリフを多く語らせずに登場人物の心情を描写するのがとても上手い。
ほっこりするシーンが多めだがコメディ色も強く、中でも時折挟まるアメリカンジョークは個人的に狂おしいほど好み。

 

5.『よつばと!』(あずまきよひこ)

夏休みの前日、とある町に強烈に元気な女の子「よつば」と、「とーちゃん」親子が引っ越してきた。遠い海の向こうの島から来た不思議な女の子。 「よつば」(6歳)に振り回される周りの人達の日常を描いたハートフル? コメディー。

マンガ大賞ノミネート歴

●2008年:2位

5歳の女の子よつばと周りの人々の日常を描いた作品であり、10年以上に渡って癒しを提供し続けてくれる史上最強の日常漫画。
登場人物は皆優しく味があって良いが、中でもお隣の綾瀬家三姉妹の存在が抜群に良い。大学生の長女、高校生の次女、そして小学生の三女と年の差がよつばへの接し方の差となって現れていて、まるでよつばに三人のお姉ちゃんがいるように思える。
笑えるしほっこりもできる、心に優しい作品。

 

6.『ハイスコアガール』(押切蓮介)

『ポリゴン』って何? 食えんの? そんな2D全盛期だった古き良き格ゲーブーム到来の1991年。ヤンキーとオタクとリーマンが蔓延る場末のゲーセンに、彼女は凜と座していた──。

マンガ大賞ノミネート歴

●2013年:4位
●2017年:9位

90年代に流行ったアーケードゲーム「ストリートファイターⅡ」を、主人公ハルオとヒロイン晶の因縁として位置付けて描いたラブコメ漫画。
境遇も性別も性格も違う二人が、ゲームを通じて徐々に距離を縮めていく感じはとても微笑ましい。
また「ストⅡ」以外にも名作のゲームが多数登場するので、ゲーマーにはたまらない。
著作権侵害問題の和解に伴い、1〜5巻までは加筆修正版である『ハイスコアガール CONTINUE』というタイトル表記になっているので注意が必要。

 

7.『昭和元禄落語心中』(雲田はるこ)

満期で出所の模範囚。だれが呼んだか名は与太郎。娑婆に放たれ向かった先は、人生うずまく町の寄席。昭和最後の大名人・八雲がムショで演った「死神」が忘れられず、生きる道は噺家と心に決めておりました。弟子など取らぬ八雲師匠。惚れて泣きつく与太郎やいかに……!?昭和元禄落語心中・与太郎放浪篇、いざ幕開け!!

マンガ大賞ノミネート歴

●2012年:4位

ただひたすらに芸を磨く-、落語という古典芸能に人生を捧げた人たちの生き様を描いた作品。
良い意味で古めかしい絵柄が当時の時代背景とマッチしている。高座での落語シーンは迫力があり、読むと寄席に行きたくなる。
過去から現在、そして未来へ。師匠から弟子へ。伝統芸能が人々によって語り継がれてきた歴史を感じることの出来る物語。

 

8.『水は海に向かって流れる』(田島列島)

高校への進学を機に、おじさんの家に居候することになった直達。だが最寄の駅に迎えにきたのは見知らぬ大人の女性の榊さん。案内された家の住人は26歳OLの榊さんとなぜかマンガ家になっていたおじさんの他にも女装の占い師、メガネの大学教授といずれも曲者揃いの様子。
ここに高校1年生の直達を加えた男女5人での一つ屋根の下、奇妙な共同生活が始まったのだが、直達と榊さんとの間には思いもよらぬ因縁が……。

マンガ大賞ノミネート歴

●2021年:4位

いわゆるボーイミーツガールものであるが、互いの親が過去に犯した過ちを引きずった男女が出会い、一つ屋根の下で暮らしていくというストーリー。
登場人物たちのユーモアもありつつテンポの良い会話が特徴。それでいてじんわりと進んでいく展開と心地よい空気感は唯一無二。
最新のマンガ大賞2021のノミネート作品。ちなみに前作の『子供はわかってあげない』も2015年にノミネートされており、こちらと合わせて読むと良い。

 

9.『北北西に曇と往け』(入江亜季)

舞台はアイスランド島、北緯64度のランズ・エンド。17歳の主人公・御山慧には3つの秘密があった。ひとつ、クルマと話ができる。ふたつ、美人な女の子が苦手。3つ、その職業は、探偵――。
あるときは逃げ出した飼い犬を連れ戻し、またあるときはひと目ぼれの相手を探し出す。愛車ジムニーを駆りながら、胸のすくような探偵活劇が、いま始まる!

マンガ大賞ノミネート歴

●2019年:6位

北欧アイスランドの澄んだ空気が肌で感じられるような、綺麗な作画が印象的な作品。
内容も単なる探偵ものではなく、電化製品の言葉が分かるという特殊な能力を持った主人公が不思議な空気感を醸し出しながら、物語が徐々に進みだしていく。
アイスランドの旅行記かと思う章もあればサブキャラに丸々焦点を当てたスピンオフ的な章もあり、先の展開を予想させない大胆な構成も特徴。今後のメインストーリー展開次第で評価が別れるかもしれない。

 

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