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宮部みゆきの杉村三郎シリーズを順番に紹介していく

2018.11.28更新

11.28に待望の第5弾が発売されました!!

宮部みゆきの『杉村三郎シリーズ』といえば、ドラマ化もされた人気作です。

宮部みゆきのサスペンスものはミステリーとはまた違った面白さがあるんですが

今回はその中でもシリーズ化されている『杉村三郎シリーズ』を紹介していきます。

※その他の宮部みゆきおすすめ作品は別で紹介しております。こちらからどうぞ⇩

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杉村三郎シリーズとは

『杉村三郎シリーズ』(すぎむらさぶろうシリーズ)は、宮部みゆきの推理小説のシリーズ。
児童書専門の出版社「あおぞら書房」の編集者から一転、日本屈指の大グループ企業・今多コンツェルン会長の娘婿となり、同コンツェルングループ広報室、さらには

と引用したところ、しょっぱなの概要で壮絶なネタバレが、、、!ここでやめておきます。

一言で言うと人畜無害なサラリーマンの杉村三郎が、ひょんなことからいろんな事件に巻き込まれてしまうというお話です。

杉村三郎シリーズのここが面白い!

概要だけさらっと説明すると面白さが伝わらないと思うんですが

杉村三郎シリーズの特徴とは何か。

それは人間の悪意が杉村三郎の主観から、徐々に現れていく点だと思います。

このシリーズは日常に潜む悪意を題材にしているのですが、一般人の杉村三郎がやがてその探偵能力を少しずつ開眼させながら、悪意に迫っていく様が見事です。

いわゆる逆玉である杉村三郎には、本人が意図しないうちに悪意を引き寄せてしまうのかもしれません。

それでは、一作ずつみていきます。

杉村三郎シリーズを1作目から順番に紹介

1作目「誰か Somebody」

シリーズ一作目。主人公の杉村三郎は今多コンツェルン会長の娘婿であり、同グループ広報室編集者という立場。

ある日義父である今多嘉親会長の個人運転手を務める梶田信夫が自転車にはねられ死亡すると言う事件が起こります。会長と、父の伝記を出したいと言う梶田の2人の娘に頼まれ、杉村三郎はひき逃げ事件を調べることになります。

ひき逃げ事件の真相(犯人)を探っていくのかな?と思いきや、物語は梶田の過去に焦点が当てられていきます。

ストーリー自体の展開もさることながら、クライマックスに潜む悪意が完全に想定外です。

先が読めず、いい意味で裏切られます。

2作目「名もなき毒」

シリーズ2作目。今多コンツェルン広報室は、トラブルメーカーのアルバイト原田いずみを解雇することにします。

ところが不当な解雇だとグループを訴える行動を起こすいずみに対し、杉村三郎はまたもや会長の命を受け、いずみの窓口として問題対処に当たります。

いずみの嘘にまみれた経歴を辿るうちに、杉村はやがてある毒殺事件に行き着き、その被害者と事件の真相を探り始めます。

トラブルメーカーとはその程度を無視すればどこにでもいるものかと思いますが、、今回はその程度が問題ですね。共感を覚える人もいれば覚えない人もいたと思います。それくらい原田いずみはぶっ飛んでいます。

タイトルのに込められた意味も、単なる毒殺事件に留まりません。シリーズ共通ですが、最後の最後まで結末が読めない展開をお楽しみあれ。

3作目「ペテロの葬列」

シリーズ3作目。編集長の園田瑛子と出張帰りにバスジャックに巻き込まれた杉村三郎。

しかしバスジャック犯の老人は人質たちに向かって「後で慰謝料をお支払います」と、意外なことを言い始めます。

事件後広報室で起こったセクハラ問題、バスジャックの真相、そして杉村自身に訪れる転機-。

いくつもの事件が複雑に絡み合い、これ以上ない極上のサスペンスに仕上がっています。

これまでもあった人間の悪意が、前2作とは違い直接杉村にも襲いかかります。

お人好しの杉村が取った選択とは。

4作目「希望荘」

シリーズ4作目。初の短編集です。

前作のラストで杉村を取り巻く環境は劇的に変わることになるのですが

今回は新しい環境で奮闘する杉村の姿を全4編の短編で描いています。

どれも短編ながらの魅力が詰まっていて、読み応えは長編に負けず劣らずといったところです。

しかしながら今後の杉村がどうなっていくのか、次回作が気になるところです。

5作目「昨日がなければ明日もない

前作「希望荘」以来2年ぶりの新作となる今作。

表題作を含む、中編3編が収録されています。

テーマは、「杉村VSちょっと困った女」だそうで、、今から楽しみです!

終わりに

このシリーズに限った話ではありませんが、宮部みゆき作品の魅力の一つは「人間」を描くことに長けている点であると思っています。

このシリーズでは人間の悪意に焦点が当てられています。もちろん人は誰でも悪意を持ちうるものです。

ですが同時に、全ての人間がその悪意を表面に出すものではない、と著者は言いたいのではないかと思います。

主人公の杉村三郎だけでなく、喫茶”睡蓮”のマスターや編集長の園田瑛子など、周囲の人間の優しさも対比的に描かれています。

それがあるから、救われない・後味が悪い展開だとしても、作品としてはもう一度読みたいという気持ちにさせてくれるのです。

そんな人間の温かみを感じられるような、宮部みゆきのおすすめ作品は本シリーズ以外にもまだまだあります。こちらからどうぞ⇩

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