『月刊アフタヌーン』歴代のおすすめ漫画25作品をまとめて紹介!

青年雑誌別おすすめ漫画作品、過去に「ヤングジャンプ」、「モーニング」のおすすめ作品を紹介してきました。

今回は、初の月刊誌となる「月刊アフタヌーン」です。

漫画を良く読む人でも、「月刊アフタヌーン」を購読しているという猛者は中々いないでしょう。

人によっては雑誌の存在すら知らない方もいるかもしれませんが、実は近年漫画賞にノミネートされる作品が多かったり、まさに今黄金期を迎えているといっても過言ではありません。

今回はそんな勢いのある雑誌アフタヌーン連載漫画の中から、連載中の作品を中心に(完結作品も含みます)、全25作品を一挙紹介していきます。

購読を考えていらっしゃる方は、ぜひ参考にしてみてください!

「月刊アフタヌーン」の名作をランキングで紹介する

読みたい漫画を見つけたら電子書籍サービスを活用して読みましょう!

1.『ダーウィン事変』/連載中

「テロ」「炎上」「差別」……ヒトが抱える問題に、「ヒト以外」のチャーリーが、ルーシーとともに向き合うヒューマン&ノン・ヒューマンドラマ。

祝!!2022年マンガ大賞受賞!!!
科学研究所で妊娠したチンパンジーから生まれたのは、ヒトとチンパンジーのハーフだった。チャーリーと名付けられたヒューマンジーと彼を取り巻く周囲の環境を描いた物語。
周りと違うこと、差別が問題として取り上げられることが多い現代に、この設定で斬り込んでいくか!と驚かされる。
対抗しあうテロ組織や人権派、双方から考えさせられるセリフが飛び交うのも、世間へ議論を促しているように感じる。
テーマをみると重たい印象を覚えるかもしれないが、舞台がアメリカだということも影響しているのか、話の構成や登場人物の振る舞いも海外ドラマを見ているような読みやすさ、とっつきやすさがあるのが特徴。

 

2.『スキップとローファー』/連載中

岩倉美津未、今日から東京の高校生! 入学を機に地方から上京した彼女は、勉強こそできるものの、過疎地育ちゆえに同世代コミュ経験がとぼしい。そのうえちょっと天然で、慣れない都会の高校はなかなかムズカシイ! だけど、そんな「みつみちゃん」のまっすぐでまっしろな存在感が、本人も気づかないうちにクラスメイトたちをハッピーにしていくのです!

地方から上京してきた田舎の女子高生が東京で高校生活をスタートさせる上京物語
東京の生活に影響を受けながらも芯はぶれない主人公のまっすぐな性格は、友達に受け入れられると同時に周囲の人間を徐々に変えていく。
成年誌版「君に届け」かと思うくらいの爽やかイケメンが登場する。彼の助けもあって主人公のまっすぐさがより伝わってくる。
嫌われるようなキャラが一人もおらず、誰も傷つかない優しい作風が今の時代にぴったりあっている。穏やかな日曜日の午後的な漫画。

 

3.『ブルーピリオド』/連載中

成績優秀かつスクールカースト上位の充実した毎日を送りつつ、どこか空虚な焦燥感を感じて生きる高校生・矢口八虎(やぐち やとら)は、ある日、一枚の絵に心奪われる。その衝撃は八虎を駆り立て、美しくも厳しい美術の世界へ身を投じていく。美術のノウハウうんちく満載、美大を目指して青春を燃やすスポ根受験物語、八虎と仲間たちは「好きなこと」を支えに未来を目指す!

2020年度漫画大賞を受賞し、数々のメディアで取り上げられるなど、乗りに乗っている作品。
高校生たちの芸大受験というマイナーなテーマではあるが、受験生の努力や友情、成長が描かれていて、思春期の心情をうまく表現している。
また実在の画家によって描かれた絵が作中に使われており、その作品を生かす迫力ある構成やコマ割りも魅力。

 

4.『波よ聞いてくれ』/連載中

舞台は北海道サッポロ。主人公の鼓田ミナレは酒場で知り合ったラジオ局員にグチまじりに失恋トークを披露する。すると翌日、録音されていたトークがラジオの生放送で流されてしまった。激高したミナレはラジオ局に突撃するも、ディレクターの口車に乗せられアドリブで自身の恋愛観を叫ぶハメに。この縁でラジオ業界から勧誘されるミナレを中心に、個性あふれる面々の人生が激しく動き出す。まさに、波よ聞いてくれ、なのだ!

『無限の住人』で有名な沙村広明による、ラジオ業界を題材にした作品。
ひょんなことから北海道でラジオパーソナリティーをやることになった主人公ミナレだが、とにかく繰り広げる会話のテンポや台詞回しがとてもスピーディーで、随所に散りばめられたギャグも非常にセンスフル。
文字数は多いけどそれがこの漫画の良さであり、気にせず読み続けられること間違いなし。ラジオリスナーにはたまらない作品。

 

5.『メダリスト』/連載中

人生ふたつぶん懸けて、叶えたい夢がある!夢破れた青年・司と、見放された少女・いのり。でも二人には、誰より強いリンクへの執念があった。氷の上で出会った二人がタッグを組んで、フィギュアスケートで世界を目指す!

現在話題沸騰中のフィギュアスケートを題材にしたスポーツ漫画。
夢破れたスケーターがコーチとなり、恵まれない環境にいる少女とともに世界を目指す。
絵が特別上手いというわけではないけど、フィギュアスケートに込められた情熱がビシビシと伝わってくるし、かと思えばコミカルなシーンとのメリハリもしっかり効いている。今後の展開が楽しみな漫画No.1。

 

6.『フラジャイル』/連載中

岸京一郎、職業・病理医。病理医とは、生検や病理解剖などを行って、病気の原因過程を診断する専門の医師のこと。各診療科の医師は、彼の鑑別をもとに、診断を確定させたり治療の効果をはかる。医師たちの羅針盤となり、人知れず患者を救う岸。医師たちは彼について、口をそろえてこう言う。「ヤツは強烈な変人だが、極めて優秀だ」と――。

病気の原因分析・診断を行う病理医を主人公とした医療漫画。
そもそも病理医という存在自体知らないという読者も多いはずだが、序盤にその辺の説明もあるので、安心してストーリーに入っていける。
普段患者の立場からは見えづらい医療に焦点を当て、医局内での揉め事や医者としての葛藤、MRら周辺人物との関わりなどを通して現代医療に切り込んでいく。
専門用語も多く出てくるが、命に向き合う医者の姿を真っ直ぐに描いた作品。

 

7.『寄生獣』/完結:10巻

シンイチ…『悪魔』というのを本で調べたが…いちばんそれに近い生物はやはり人間だと思うぞ…他の動物の頭に寄生して神経を支配する寄生生物。高校生・新一と、彼の右手に誤って寄生したミギーは互いの命を守るため、人間を食べる他の寄生生物との戦いを始めた。

人間の体に寄生する謎の生物に犯された人間たちの世界を描いた往年の名作SF漫画。
人の体に取り込み形を変える生物のため、グロテスクな描写はかなり多い。しかしそれが気にならないくらいストーリー展開が素晴らしく、サクサクと読み進めることができる。
連載開始はなんと1990年。30年以上の時が経っても色褪せない名作。

 

8.『ヒストリエ』/連載中

舞台は紀元前。奴隷の身分にありながら、豊かな教養と観察眼、判断力、そしてそれらを駆使して行動を起こす度胸を兼ね備えた、不思議な青年・エウメネスがいた。あの偉大なる哲学者・アリストテレスの逃亡を助けたりしながら、彼が目指していたのは、「故郷」と呼ぶカルディアの街……。のちにアレキサンダー大王の書記官となるエウメネスの、波乱に満ちた生涯を描いた歴史大作が登場!

紀元前4世紀の古代ギリシャを舞台に、実在した人物であるマケドニア王国のアレクサンドロス大王に仕えた書記官エウメネスの生涯を描いた歴史漫画。
作者は上記『寄生獣』でも有名な漫画家岩明均
ところどころ残虐なシーンもあるが、エウメネスの波乱万丈な人生を幼少期から辿った丁寧な作り込みや、上手い見せ方に惹き込まれる。
どうやらデビュー前から構想を温めていたらしい。休載も多いが文句無しの面白さ。

 

9.『おおきく振りかぶって』/連載中

県外の高校に進学した卑屈で弱気なピッチャー・三橋廉(みはし・れん)。見学するだけと訪れたものの強引に入部させられたのは、全員1年生(くせ者揃い)に女監督(コワイ)という創設まもない野球部だった! オレらのエースは暗くて卑屈。勝つために、弱気なエースのために。行け、オレら! 読むとためになり、しかも血沸き肉躍り涙する。絶対に面白い本格高校野球漫画!

女性作家による野球漫画。
内向的な性格の主人公が、仲間に引っ張られながら成長し、エースとして日々成長していく姿に爽やかさを感じることが出来る作品。
もちろん青春要素だけでなく、野球理論も詳細に描かれており読み応えも抜群。特にメンタルトレーニングを指導しているシーンは、これまでのスポーツ漫画にはなかった要素かもしれない。
実際に強豪校に取り入れられているようなメンタルケアは学生の部活動でも大事なんだと感じさせる、取材力の高さにも驚かされる作品である。

 

10.『ヴィンランドサガ』/連載中

千年期の終わり頃、あらゆる地に現れ暴虐の限りを尽くした最強の民族、ヴァイキング。そのなかにあってなお、最強と謳われた伝説の戦士が息子をひとり授かった。トルフィンと名づけられた彼は、幼くして戦場を生き場所とし、血煙の彼方に幻の大陸“ヴィンランド”を目指す!! 『プラネテス』の幸村誠が描く最強民族(ヴァイキング)叙事詩、堂々登場!

今から1000年以上前、11世紀初頭の北ヨーロッパ周辺を席巻していた最強民族ヴァイキングの生き様を描いた歴史漫画。
タイトルにも使われているヴィンランド、主人公の名前トルフィンは共に実在の土地名・人物名から取ってきている。
ヴァイキングの生き様=単なる海賊たちの冒険劇では無く、復讐という主人公トルフィンの人生におけるテーマを主軸にした活劇かと思いきや、予想もつかない展開の連続で期待を裏切ってくる。
作画もとても綺麗で、復讐に生きる主人公の感情の変化に注目。

 

11.『ワンダンス』/連載中

自分の気持ちを抑えて、周りに合わせて生活している小谷花木(こたに かぼく)。そんな彼が惹かれたのは、人目を気にせずダンスに没頭する湾田光莉(わんだ ひかり)。彼女と一緒に踊るために、未経験のダンスに挑む! 部活、勉強、就職、友達、恋愛。必要なことって何?無駄なことやってどうなるの?いやいや、君の青春は、自由に踊って全然いいんだ。2人が挑むフリースタイルなダンスと恋!

自分の本当にやりたいことを、一緒にやりたい人と一緒に。そんな想いでダンス部に入部する男子高校生の物語。
自分の思いを中々表現できずにいた主人公が、ダンスという表現の世界を経験して徐々に自我を出していく。
高校ダンス部の現状を上手く描きつつ、作中の解説もしっかりとしているので知識が無い人もちゃんとストーリーに入っていける。
ダンスの動きを表現する描き方は独特だが、まるでリズムが聞こえるかと思えるほど躍動感たっぷり。

 

12.『イサック』/連載中

2つの勢力に別れ、後に30年戦争と呼ばれる激しい戦いの最中にあった17世紀の神聖ローマ帝国。そこに傭兵として現れたのは「イサック」と名乗る日本人の男! 遠く日本を離れ、ヨーロッパ大陸までやってきたイサックの目的とは!? 彼の壮絶な戦いが始まる!! 『勇午』の真刈信二氏と『死がふたりを分かつまで』のDOUBLE-S氏の新タッグがおくる、骨太エンターテイメント!

時代背景は16世紀の三十年戦争を舞台に、鎖国時の日本から遥々欧州までやってきた日本人傭兵を主人公とした歴史ファンタジー漫画。
歴史に疎くても1巻から迫力ある戦闘シーンで一気に引き込まれる。キャラも魅力的だし戦闘中の表情がとても良い。
仇討ち」を題材にしたもので、実際の三十年戦争の通り残虐で暗いシーンも多いので注意が必要。

 

13.『はしっこアンサンブル』/連載中

『げんしけん』の木尾士目が新たに描く工業高校×合唱の青春物語! 声にコンプレックスを抱える藤吉晃。声変わりから極端に低い声になった彼は、「声を使わない仕事に就けるかも」という理由もあって工業高校に進学した。しかしそこで、合唱部を作ろうと意気込む同級生・木村仁と出会う。木村は藤吉の声に魅力を感じ、「一緒に合唱やろう!!」と誘ってきた! リアルな工業高校の日常と、歌で人の心が繋がってゆく青春模様です!

工業高校に通う生徒たちが合唱部を作るお話。それぞれが工業高校に通う背景や授業風景・日常にスポットを当てつつ、合唱という共通の部活動を通して生徒たちのふれあいを描いている。
工業高校と合唱部という一見あわなさそうな組み合わせながら、発声や音の仕組みについて丁寧に解説も行っている。
また生徒たちのキャラクターも個性たっぷり。音楽だけでなく青春要素も詰まった爽やかな漫画。

 

14.『来世は他人がいい』/連載中

極道の家で生まれ育った女子高生、染井吉乃。家庭環境は特殊でも、おとなしく平穏に日々を過ごしてきた。婚約者の深山霧島(みやま・きりしま)と出会うまでは――!デビュー作『春の呪い』で「このマンガがすごい!2017」(オンナ編)2位にランクインした小西明日翔の最新作。はみ出し者たちが織りなす、スリルと笑いが融合した極道エンタメがここに誕生!!

ヤクザの家に生まれた女子高生が、同じくヤクザの息子と婚約し、同じ高校に通うことになる、という物語。
ヤクザ漫画なのか、それとも恋愛漫画なのか?先の見えない展開が尾をひく漫画。

 

15.『げんしけん』/完結:21巻

――春、笹原完士(ササハラカンジ)は意気込んでいた。『ある種』のサークルに入ると決意していたからである。サークル部屋から広がる楽しい大学生活を等身大で描く、アキバ系青春物語!!

現代視覚文化研究会」という大学のサークルを舞台に、オタクたちの日常を描いたコメディ漫画。
リアルなオタクの生態を知ることができる。オタクたちによる会話のテンポも良く、コメディとしても上質。

 

16.『蟲師』/完結:10巻

動物とも植物とも異なる、生命の原生体たるモノ──”蟲”。それらは時に人智を超えた現象を呼び、そしてヒトは初めてその妖しき存在を知る。ヒトと蟲とを繋ぐ存在、それが”蟲師”と呼ばれる者──。

蟲師」を生業とする主人公が、様々な「蟲」や、それに関わる人たちと対峙していく、というストーリー。
独特な世界観や絵のタッチ、内容は深く考えさせられるエピソードが多いのが特徴。濃度が濃いく10冊という長さもちょうど良い。

 

17.『天国大魔境』/連載中

美しい壁に囲まれた世界で暮らす子供たち。少年・トキオはある日、「外の外に行きたいですか?」というメッセージを受け取る。一方、外では、マルとおねえちゃんがサバイバル生活をしながら、天国を求めて、魔境となった世界を旅している。未来の日本を「あね散歩」。二つの世界を縦横無尽に行き来する、超才・石黒正数最新作、極大スケールでスタート!!

それ町』で有名な石黒正数先生の最新作。このマンガがすごい!2019オトコ編第1位に選ばれたマンガでもある。
満を持して、と言わんばかりの力の入ったSF。謎が段々と明らかになっていく様子で、今後の展開に注目な作品。

 

18.『無限の住人』/完結:30巻

父を殺し、母を攫(さら)った剣客集団『逸刀流(いっとうりゅう)』に復讐を誓う少女・浅野 凜(あさのりん)は、「百人斬り」の異名を持ち、己の身体に血仙蟲(けっせんちゅう)という虫を寄生させることで不死の肉体を持った剣士・万次(まんじ)を用心棒として雇い、逸刀流の統主である宿敵・天津影久(あのつかげひさ)を追う旅を始める――。

通称「むげにん」。両親の仇討ちのため、少女が不老不死の用心棒を雇う、時代劇風の作品。
ストーリーもさることながら、絵のタッチやエログロ描写、正義とは?悪とは?と重い要素が目白押しで、好き嫌いが別れる漫画。
第1回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞作品で、アニメ化に加え、キムタク主演で映画化もされている。

 

19.『シドニアの騎士』/完結:15巻

対話不能の異生物・ガウナ(奇居子)に太陽系を破壊されて千年。人類の繁殖と生産を維持しながら宇宙を旅する、巨大なる播種船・シドニア。シドニアの最下層で育った青年・谷風長道(たにかぜ・ながて)は、衛人(モリト)と呼ばれる大型兵器の訓練生となり、歴史的名機・継衛(ツグモリ)への搭乗を許される。長道の命を賭(と)した戦いが今ここに幕を開ける!

太陽系が未知の生命体によって破壊された1000年後の宇宙を舞台に、太陽系外を航海する人類を描いたSF漫画。
壮大な世界観に圧倒されるSFロボット漫画でありながら、読み進めていくとラブコメ要素もクセになるという二面性を持つ。

 

20.『十角館の殺人』/連載中

孤島に建つ十角形の奇妙な館を、大学のミステリ研に所属する7人が訪ねる。この館を設計した中村青司は、半年前に謎の焼死を遂げていた。そして、凄惨な殺人劇が、幕を開ける――。
第22回日本ミステリー文学大賞受賞の綾辻行人と、美しさの中に影がある絵でイラストレーターとしても活躍する清原紘がタッグを組んで贈る、本格ミステリの金字塔をもとにした「コミックリメイク」!

あの綾辻行人の傑作小説がまさかのコミカライズ。
原作の設定はそのままに画力も申し分ないので、原作未読の人でも原作ファンでもすんなり物語に入っていけるのではないだろうか。
物語の導入部としては言うことはない。あとは肝心のトリック部分、ラストをどのように漫画という媒体で表現するのか。今から完結が楽しみである。

 

21.『ネメシスの杖』/完結:1巻

医療事故調査を行う行政機関「患者安全委員会調査室」。調査員・阿里 玲のもとに、ある内部告発文書が届く。 「台田総合病院はシャーガス病に罹患した患者を隠蔽している」調査のため病院へ向かう阿里だが、そこには想像以上の悲劇が待ち受けていた……!人間と組織に巣食う「闇」に対峙する、本格医療ミステリ!

実在の病気「シャーガス病」を題材にした本格医療ミステリ漫画
1巻で完結ではあるが、これは山P主演でドラマ化もされた『インハンド』のエピソード0に相当する作品。(実際にドラマ化に際し、『インハンド プロローグ1 ネメシスの杖』というタイトルで再刊行。)
ネメシスの杖』⇨『インハンド 紐倉博士とまじめな右腕』とシリーズは続き、雑誌「イブニング」で続編『インハンド』も連載されていた。

 

22.『青野くんに触りたいから死にたい』/連載中

君に触れるなら、死んでもいいよ。これがわたしの愛なんだ。アフタヌーン公式サイト「モアイ」掲載の1話が300000PV突破! 話題の「青野くん」がついに単行本化! 天然少女・優里ちゃんと、その彼氏・青野くん。ごく普通のお付き合いをしていたふたりだが、ある日突然、青野くんが「いなくなって」しまう……。絶対に結ばれないし、触れ合えないふたりの、でたらめで切実すぎるラブ・ストーリー。

人間と幽霊の恋を描いた、狂気に満ち溢れたラブコメ漫画。
タイトルからしてヤンデレ臭が感じられるが、実際に読んで見ると作品全体に漂う狂気がものすごい迫力。
背筋が凍るような恐怖に襲われるシーンもある意外性たっぷりの作品。

 

23.『ああっ女神さまっ』/完結:48巻

平凡な大学生・森里螢一(もりさとけいいち)は『お助け女神事務所』に間違い電話をかけてしまったことから、鏡の中から現れた女神を名乗る美女・ベルダンディーと出逢う。いかなる願いであっても“たった一つだけ”叶えると言うベルダンディーに、螢一は「君のような女神に、ずっとそばにいてほしい」と言ってしまった。不思議な運命に導かれ、うだつの上がらない大学生と、女神の奇妙な同棲生活が始まるのだった――。

アフタヌーンの中でも1,2を争う長期連載作品。北欧神話をベースとしたSF漫画。
というととっつきにくさを感じるかもしれないが実態は女神さまとの恋愛だったり、コメディタッチの軽く読める漫画である。

 

24.『マージナル・オペレーション』/連載中

ラノベやゲームを愛好するニート・新田良太(あらた・りょうた)。7年続けたニートの立場に耐えかね一念発起、ネットで見つけた外資系軍事企業PMSCsの好条件に魅力を感じ出来心で応募するが……。30歳ニート、異国で知る世界の現実に震える! 『ガンパレード・マーチ』の芝村裕吏が描く人気小説に、気鋭のイラストレーター・キムラダイスケが挑む! これまでのミリタリーアクションとは一線を画す、このうえなくリアルな戦場成長シリーズが開幕!

同名小説の漫画版。シミュレーションだと思ってたら実は現実の戦争だった、という設定が新しい作品。
序盤の重い展開にさえ耐えられれば、シリアスなミリタリー漫画として楽しめるはず。

 

25.『宝石の国』/連載中

今から遠い未来、宝石のカラダを持つ28人は、彼らを装飾品にしようと襲い掛かる月人に備えるべく、戦闘や医療などそれぞれの持ち場についていた。月人と戦うことを望みながら、何も役割を与えられていなかったフォスは、宝石たちを束ねる金剛先生から博物誌を編むように頼まれる。

宝石を体に宿す生物の戦いを描いたSFファンタジー。
よく練られた世界観に、御伽噺のような絵柄・背景が良くマッチしている。ただし序盤は絵が見にくいので注意が必要。

 

終わりに

「月刊アフタヌーン」のおすすめ作品を紹介してきました。

今回のまとめ記事以外にも、様々な切り口でおすすめ漫画を紹介しております。

 

また、漫画雑誌おすすめ作品まとめはこちらからどうぞ。

コメント

タイトルとURLをコピーしました