歴代の本屋大賞受賞作品まとめ!おすすめトップ10を紹介してみる

2020.4.30更新

 

2004年に始まった本屋大賞。

 

全国の書店員が、今一番売りたい本を決める!というコンセプトの元、毎年投票・審査が行われています。

 

ノミネート作品もさることながら、例年大賞受賞作品は名作揃いなのですが、今回はその中でも個人的に超絶面白い!と思う10作品を選びランキングにしてみました。

 

毎度の通り、あくまで私の主観100%ですので悪しからず。

ちなみに、「ブランチBOOK大賞」を調べてみると「本屋大賞」との繋がりが見えてきて面白いです。

 

そもそも本屋大賞とは

 

 

売り場からベストセラーを作る!」「いちばん、売りたい本!」などのキャッチの元、全国の書店員さんたちが投票者となって、毎年最も売りたい本を決めるという賞です。

 

2004年〜と比較的歴史は浅い賞ですが、何より書店員の投票によって決まるということで庶民に親しみやすく、全国的に注目度も高まっている賞であると言えます。

 

 

過去の本屋大賞受賞作品まとめ

 

さて、トップ10を紹介する前に、過去の受賞作品にはどんな作品があるんだということで、ババッと列挙していきます。

 

2004年『博士の愛した数式』(小川洋子)
2005年『夜のピクニック』(恩田陸)
2006年『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』(リリー・フランキー)
2007年『一瞬の風になれ』(佐藤多佳子)
2008年『ゴールデンスランバー』(伊坂幸太郎)
2009年『告白』(湊かなえ)
2010年『天地明察』(冲方丁)
2011年『謎解きはディナーの後で』(東川篤哉)
2012年『舟を編む』(三浦しをん)
2013年『海賊と呼ばれた男』(百田尚樹)
2014年『村上海賊の娘』(和田竜)
2015年『鹿の王』(上橋菜穂子)
2016年『羊と鋼の森』(宮下奈都)
2017年『蜜蜂と遠雷』(恩田陸)
2018年『かがみの孤城』(辻村深月)
2019年『そして、バトンは渡された』(瀬尾まいこ)
2020年『流浪の月』(凪良ゆう)←new!!

 

2020年4月に2020年の本屋大賞が発表され、現在までで全17作品あります。

 

本屋大賞受賞作品トップ10を勝手に選んでみた

 

さて、ここからお待ちかねのトップ10の発表です。

 

第10位:2009年『告白』(湊かなえ)

 

 

作家湊かなえのデビュー作にして最高傑作。

 

作中はある事件の関係者の独白によって語られる。その構成力と、悪を純度100%で書き上げる文章力は見事としか言いようがありません。

 

極めて読後感が悪い作品で、賛否両論あるので要注意。

 

これを読んでしまうと、他の湊かなえ作品は読みたくなくなるか、読んでも少々物足りなく感じてしまうかのどちらかな気がする。

 

第9位:2004年『博士の愛した数式』(小川洋子)

 

 

事故の後遺症で80分しか記憶が保たない数学者と、家政婦さんの日常を描いた物語。

 

数学というロジカルな学問が時に人と人をつなぐコミニュケーションツールになるんだなんて、元理系としてなんだか嬉しくなる。

 

優しさに溢れた心温まる物語。

 

第8位:2008年『ゴールデンスランバー』(伊坂幸太郎)

 

 

首相暗殺の濡れ衣を着せられた男の逃走劇。「オズワルドにされるぞ!」真実を突き止めることができるのか。

 

構成はさすが伊坂幸太郎といったところ。息もつかせぬ展開で最後まで一気に読むことができるという意味では娯楽小説の金字塔とも言える。

 

ただ、設定にリアリティが無いのと、ビートルズがちょっと無理やりな気もする。。ということで8位とした。

 

第7位:2005年『夜のピクニック』(恩田陸)

 

 

24時間かけて80kmという長い距離を歩く、高校の伝統行事「歩行祭」に臨む高校生たちを描いた作品。

 

3年間、同じ時を過ごした仲間たちと夜歩く、日常の延長だけどどこか非日常な「歩行祭」。生徒たちの感情や体調の移り変わりが文章から伝わってくる。

 

思わず自分の高校時代を思い起こさずにはいられない、そんな作品。

 

夜通し80kmも、歩けないけどね。きっと。

 

恩田陸のおすすめ作品はこちらからどうぞ⇩

 

第6位:2016年『羊と鋼の森』(宮下奈都)

 

 

調律師を目指す、寡黙な少年の物語。

 

まっすぐにひたむきに、先輩調律師や演奏家の双子との出会いの中で、調律師として成長していく様が描かれている。

 

穏やかに、でも内面は熱く。主人公をはじめ登場人物の誠実さが物語をビシッと引き締めたものにさせているから、大きな事件なんてなくても良い小説なのである。

 

第5位:2018年『かがみの孤城』(辻村深月)

 

 

不登校になってしまった主人公が、「かがみの世界」で徐々に心を開いていく、というストーリー。

 

不登校の中学生と、その親の心苦しい描写がメインの前半は、お得意の重苦しいお話かな?と思うんですが、後半の謎解きに差し掛かると様子は一変。

 

最後のエピローグは涙ほろり、です。

 

第4位:2017年『蜜蜂と遠雷』(恩田陸)

 

 

2017年、本屋大賞と直木賞のダブル受賞作

 

また同一作家による本屋大賞複数受賞も初。

 

ピアノコンクールを出演するピアニストと審査員の両面の立場から描きだす。

 

とにかくクラシックにおける音の描写が重厚。きっと相当取材と勉強を重ねたんだろうなあ。

 

一部マンガ「ピアノの森」と比較されがちですが、これはこれで素晴らしい作品。

 

恩田陸のおすすめ作品はこちらからどうぞ⇩

 

第3位:2012年『舟を編む』(三浦しをん)

 

 

右という字の意味を説明しなさい」こう言われたらとっさに思いつくでしょうか。

 

辞書編集という特殊な仕事・業界をうまくストーリーに仕立てるだけでなく、言葉の持つ暖かさや難しさにも触れた傑作。

 

※『右』の字をどうやって説明するのか、正解は広辞苑を読むか舟を編むを読むか、してみてください。

 

三浦しをんは直木賞もとってるけど、やっぱりこっちが一番かなあと思う。

 

三浦しをん作品のおすすめはこちらから⇩

 

 

第2位:2007年『一瞬の風になれ』(佐藤多佳子)

 

 

陸上100m×4リレー、略して4継にかける高校生の青春物語。

 

スポーツに真摯に向き合い、才能と努力の狭間で悩み成長していく少年たちを爽やかに描いている。

 

幾つになっても、この小説を読めば部活に励んでいた学生時代を思い返し、当時を懐かしむことが出来る。

 

文庫本は第1部〜第3部と3冊に分かれている大作なので要注意。

 

第1位:2013年『海賊と呼ばれた男』(百田尚樹)

 

 

実在する某石油会社の創業者の半生を描いた作品。

 

史実に完全に忠実であるわけではなく、小気味良い百田節によって所々脚色された娯楽小説として読むことが出来る。

 

そうは言っても、出光佐三氏が素晴らしい人物であることはストーリーや時代背景を通して十分に知ることが出来るし、そういう意味では時代小説としての価値も高い。

 

本屋大賞として、文句なしの傑作である。

 

 

終わりに

 

本屋大賞ベスト10、いかがでしたでしょうか。

 

色々なジャンルの本が選ばれているし、どのジャンルでもほとんど外れはありません。

 

○○賞を取ったから面白い、取れなかったから面白くない、というわけではもちろんありません。大賞受賞作以外にも(ノミネート作品など)面白い本はたくさんあります。

 

普段読書の習慣が無い、本を読みたいけど何を読んだらいいかわからない、そんな読書難民のみなさまへ、あくまで読書の入り口としてご覧頂ければ幸いだと思っています。

 

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